非構造化データから価値を引き出すためには「正しい問いかけ」を|データ・マネジメント|トピックス|Computerworld

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データ・マネジメント

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【Bloomberg Enterprise Technology Summit】

非構造化データから価値を引き出すためには「正しい問いかけ」を

ビッグデータ時代、テクノロジーではなくメンタリティの刷新が急務
(2011年12月08日)

 膨大な量の非構造化データが蓄積され、その重みに耐えかねている多くの銀行は、そうした情報から価値を引き出すために「より正しい問い」をするようすぐにでも心を入れ替えるべきだ。

 12月7日にロンドンで開催された「Bloomberg Enterprise Technology Summit」において、世界最大級の金融ITサプライヤーに従事する上級エグゼクティブらがこう語った。

 米国Microsoftのファイナンス部門最高技術責任者を務めるビンディア・ハラウアー(Bindia Hallauer)氏は、データ管理技術の向上だけに力を入れている企業の姿勢は的外れだと苦言を呈した。

 「データを切り刻み、正規化するという昔ながらのアプローチを採用しても、どうにもならない。市場の反応や自然災害といった、より現実世界に近い問いに対し、そうしたデータは正しい答えを出せるだろうか」(ハラウアー氏)

 ハラウアー氏はその解決策についてこう述べる。「我々は、投げかける問いの内容を再考し、これらの実在するファクターを考慮に入れなければならない。そうすることで非構造化データから収益を得るチャンスが拡大し、顧客が実際に抱えている課題を把握できるようになる」

 また、米国IBMの金融サービス・コンサルタントであるサイモン・アスペン・テイラー(Simon Aspen-Taylor)氏は、非構造化データの管理およびマネタイズにおいて、投資銀行よりも小売銀行のほうが「しばしばすぐれた手腕を持っている」と述べた。クライアント感情の理解についても同じことが言えるそうだ。

 「投資銀行の大半は、構造化データを扱うことにかけてはきわめて優秀だ。だが、市場の異なる側面である“感情”のような非構造化データの処理に関しては、もっと腕を磨く必要がある」(アスペン・テイラー氏)

 SAPのSybaseビジネス・インテリジェンス部門最高技術責任者、イルファン・カーン(Irfan Khan)氏は、より現代的なアプローチをすることでテクノロジーに順応できるはずだと、サミットの参加者にアドバイスした。

 「非構造化データの”幅”と”深さ”に真の問題が潜んでいる。こうした問題は以前から指摘されてきたが、今なお悪化し続けている」(カーン氏)

 「ほんとうにほしい情報を引き出そうと、カスタムメイドの検索エンジンに多額の投資をし始める企業が増えている。ところがこれらのソフトウェアには、現実世界のトピックについていけない、もしくはハードウェアの能力に見合わないといった課題がある」(カーン氏)

 前述の3社はいずれもビッグデータ分析分野に大きく踏み込んできた。SAPは正確な情報を探り当てる最適な方法として自社のインメモリ・データベースの利用を推奨し、MicrosoftとIBMは分散アプリケーションを管理する「Apache Hadoop」ソフトウェア・フレームワークの開発において密接に協働している。

 彼らの顧客はみなデータ管理の質を高めようと奮闘しており、それに伴いこうした問題を一手に引き受ける新しい専門職が組織内に創設されるようになったと、同ベンダーらは述べている。

 「最高データ責任者(CDO)という役職が出現しつつある。CDOは技術のみに注力するのではなく、情報の管理にも責任を負う」(カーン氏)

(Leo King/Computerworld英国版)

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