デル、シン・クライアント導入支援の「フレキシブル・コンピューティング」サービスを開始
ITの集中化とワークスタイルに合った柔軟性を実現デルは11月20日、都内で会見を開き、企業のエンドユーザーがどの端末からでもデータやアプリケーションにアクセスできるIT環境の構築を目指す「フレキシブル・コンピューティング」の導入支援サービスを開始することを発表した。具体的には企業のシン・クライアント導入を支援するもので、デルが顧客のIT環境とニーズをコンサルティングし、3段階のサービスで最適なシン・クライアント環境の構築を実現するという。
説明を行った同社の執行役員アドバンスド・システム・グループ本部長を務める町田栄作氏は、「エンドユーザーの環境が多様化し、アクセス環境が充実するなかで、企業はリモート・アクセスに関する課題に直面している。その際に求められるのがITの集中化と個人のワークスタイルに合った柔軟性を同時に実現する環境だ」と語り、フレキシブル・コンピューティングの必要性をアピールした。
デルは、今後エンドユーザーの管理方法が、これまでのデバイス(ハードウェア)から、ユーザー・プロファイルへとシフトすると主張する。エンドユーザーが利用するデバイス数が増加し、扱うデータも多岐にわたるようになった現在、個々のクライアント端末を管理するのではなく、利用するデータやアプリケーション、OS、ユーザー個人の設定など管理するほうが企業にとってもエンドユーザーにとっても効率的だという。同社はこれらのユーザー・プロファイルを「デジタル・アイデンティティ」と位置づけている。
デルでソリューション・サービス・デリバリー本部 インフラストラクチャ・コンサルティング・サービス コンサルティング第2部部長を務める高橋明氏は、「リモート環境のユーザーが必要としているのは、特定のハードやOSを利用できることではなく、現在利用しているアプリケーションがそのまま利用できる環境だ。ディレクトリ・サービスで管理されているユーザー・プロファイルがシン・クライアントで利用できれば、エンドユーザーは自由度を失うことなく作業ができる。一方、企業側は情報を集中管理できるので、セキュリティ/危機管理の観点から見ても非常にメリットがある」と語る。
フレキシブル・コンピューティングは顧客ニーズに応じて4つのソリューションを提供する。1つ目はすべてのデータをサーバで管理し、端末にハードディスクを搭載しない「オンデマンド・デスクトップ・ストリーミング」、2つ目はデータだけでなく、処理もデータセンターのリソースを利用する「バーチャル・リモート・デスクトップ」、3つ目がデータセンターのワークステーションにリモート端末からアクセスする「リモート・ワークステーション」、4つ目が必要に応じてアプリケーションを端末にダウンロードできる「クライアント・ホステッド・バーチャライゼーション」だ。
なおこれらソリューションの導入支援としてデルは、インフラストラクチャ・コンサルティング・サービスによる「アセスメント」「プルーフ・オブ・コンセプト(PoC)」「パイロット」の3段階のサービスを提供するという。
アセスメントでは、顧客のIT環境を確認/分析し、導入ソリューションを提案する。PoCでは5台程度のクライアントと4〜5種類のアプリケーションでテスト環境を構築/検証し、導入検討ソリューションの有効性を実証する。パイロットでは最大100台までのクライアントを設置し、限定された本番環境へのソリューションを適用するという。
導入支援価格はアセスメント・サービスの場合、1拠点400PCまでの環境で15万円から(参考価格)となっている。なお、PoCおよびパイロットサービスは、個別見積もりとなる。
(Computerworld.jp)



























