サイボウズ、中堅大企業向けのグループウェア「Garoon」の新バージョンを販売開始
複数部門が関係するプロジェクトに強い、新機能を搭載
サイボウズは12月5日、ポータルのカスタマイズ機能などを搭載する中堅大企業向けグループウェアの新バージョン「Garoon on cybozu.com」の販売を開始した。新バージョンでは、先日発表したサイボウズが提供するクラウド基盤「cybozu.com」上で導入、利用でき、より迅速かつ柔軟に企業の業務支援が行える。
Garoonは「つながる、ひろがる、おてがる」をスローガンに掲げたグループウェアとして、2002年に提供を開始。同社が提供している中小企業向けグループウェア「サイボウズOffice」と比べて、ポータル画面のカスタマイズなど中堅企業や大企業での利用シーンを意識した機能が搭載されている。
サイボウズ代表取締役社長青野慶久氏は、まず「日本企業の組織構造は縦割り型が多いが、イノベーションを起こすためには部門をフラットかつ自由活発にコミュニケーションが出来る組織横断型のコミュニケーション基盤が必要」と言及。たとえば人材採用や新規出店など、複数の部門が関わるプロジェクトでは、部門ごとの担当者同士で直接コミュニケーションを行ったほうが迅速かつ正確にプロジェクトを進めることができるだろう。
Garoon on cybozu.comでは、こうした組織を横断するプロジェクトに適した機能を数多く搭載している。特に今回追加した新機能「スペース」は、プロジェクト管理機能にToDo機能やファイル共有機能などを統合した目玉となる機能だ。
スペースでは、掲示板のように「ディスカッション」スレッドを作成、スレッドに参加するメンバーを設定し、情報共有の“場”を作ることが出来る。青野氏 によるデモでは、実際にアイデアの募集や企画書の作成依頼などを行っていたが、新規コメントや完成した企画書などはリアルタイムにスレッドに表示される。 青野氏は「Facebookの個人ページをプロジェクトごとで作成するというイメージをしてほしい」と語った。
また、スペースは共有ToDo機能も搭載しているため、プロジェクトに参加しているメンバーはディスカッションスレッドを開いているだけで、プロジェクトの進捗や割り振られた業務内容および期日などが把握できる。もちろん、後からのメンバー追加も可能。
そのほか、新バージョンではV-CUBEとの連携によりウェブ会議システム「V-CUBEミーティング」もGaroon上で利用できる。スケジュール機能と連携することで、会議予約やスケジューリングも可能。
価格は1ユーザー当たり月額800円(税別)。V-CUBEミーティングは、月額で1部屋50,000円(税別)。どちらも初期費用は不要。
後半は青野氏とV-CUBEの代表取締役社長である間下直晃氏による対談が行われたが、その中で間下氏はアメリカやアジアのワークスタイルについて触れながら、「どこでも使える」というクラウドの利点について語った。
しかし、これはユーザーだけではなくソフトウェア・ベンダーにとっても連携がしやすいという側面があるかもしれない。今回のGaroonとV-CUBEの連携に対し、青野氏は「実は以前から間下氏とは連携について話し合っていたがオンプレミスでは実現しなかった」と明かしたが、クラウド基盤であるcybozu.com初のサードパーティとしてV-CUBEとの連携が実現したという。
青野氏は「日本は世界から『ソフトウェアが弱い』と思われているが、『この分野ならトップだ』と言うソフトウェアベンダーは多い。クラウド(例えばcybozu.com)を使って日本のソフトウェア・ベンダーが連合を組めば、世界に負けないサービスの提供ができる」と締めくくった。
(Computerworld.jp)




























