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経営/業務改革

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「オープンソース業務アプリケーション」の時代

エンタープライズ・レベルの注目ソフトを12分野で一挙紹介
(2006年01月09日)

OSのLinuxや一連のインターネット・サーバ・ソフトの企業での利用は今やすっかり定着しているが、アプリケーションの分野では商用製品に大きく遅れをとっている──というのが少し前までの定説だった。しかし、最近では、商用に匹敵する機能や信頼性を備えたオープンソース・アプリケーションが多数登場してきている。そこで、本稿では、業務に活用できる代表的なオープンソース製品や開発プロジェクトをピックアップして紹介する。



InfoWorld米国版

実用期を迎えた、オープンソースの業務アプリケーション

 数年前までは、業務に活用できるオープンソース・ソフトウェア(OSS)と言えば、OSであるLinuxとWebサーバのApacheやMTA(メール配送エージェント)のsendmailなどインターネット・サーバ関連、いくつかのデータベース、それと開発ツールくらいしか思いつかなかった。しかし、そうした状況は大きく変わりつつある。CRMソフトやEIPソフト、コンテンツ管理ソフト、RFID管理ソフトなどでも有力なオープンソース製品が続々登場してきているのだ。それらの中には商用製品を凌駕するほどの機能を備えているものもある。以下、有望なオープンソースの業務アプリケーションや開発プロジェクトを、12の分野に分けて紹介しよう。

ビジネス・インテリジェンス・ソフト

 エクリプス・ファウンデーションは、7つのトップレベル・プロジェクトの1つにビジネス・インテリジェンス(BI)ソフトの開発を掲げ、リポーティング・ソフト「BIRT(Business Intelligence and Reporting Tools)」を2005年6月にリリースした(画面1)。

画面1:リポーティング・ソフト「BIRT」のリポート画面

 BIRTは、JavaベースのWebアプリケーションで、アプリケーション・サーバ用のランタイム・コンポーネントを含むJAR(Java Archive)ファイルと、Eclipseプラグインとして提供される、すぐれたGUIを備えたリポート作成ツールから構成される。同ソフトは、オープンなフレームワークを採用しており、さまざまなデータ・ソースに柔軟に対応できる。BIRTに関する専門的なサポートやメンテナンス、トレーニングは、米国のアクチュエイトが提供している。さらに、同社はBIRTに独自の改良を加えたパッケージを「Actuate BIRT」として販売している。

 米国のペンタホが開発しているオープンソースのBIソフト「Pentaho」も注目に値する。同社の開発陣には、コグノスやオラクル、SASといったベンダーでBIソフトの開発の経験を積んだメンバーが参加しており、リポーティング、分析、ダッシュボード、データ・マイニング、ワークフロー・ツールを含む完全なオープンソースBIプラットフォームの提供を目指している。Pentahoのサーバ・ソフトはJ2EE上で稼働し、クライアントはBIRTと同様に、Eclipseベースとなる。ペンタホの開発陣は、BIソフトの柔軟性を最大限に高めることを目標とし、あらゆるコンテンツに対応可能なXML定義や分析コンポーネント用のWebサービス・インタフェースなどを組み込んでいる。残念ながら本稿執筆時点では、ダウンロードできるソフトウェアはなかったが、ペンタホは現在開発中のPentahoをGNU LGPL(注1)ライセンスに基づいて、近々に公開する予定だ。

注1:GNU LGPL(Lesser GPL)は、GNUプロジェクトによるGNU GPLの派生ライセンス。GNU GPLとの違いは、実行時にリンクするソフトウェアにかぎり、GPL/LGPLに従っていないソフトウェアの利用も許容している

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