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経営/業務改革

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HPとマイクロソフト、エンタープライズ分野で提携

(2006年12月14日)

 米国ヒューレット・パッカード(HP)とマイクロソフトは12月13日、エンタープライズ向けのポートフォリオ拡充で提携したと発表した。両社は力を合わせてライバルのIBMに挑む構えだ。

 発表によると、両社は3年間に約3億ドルを投じて、以下の5つの分野の製品/サービスを開発し、提供する。

・メッセージングおよび統合コミュニケーション(電子メール、インスタント・メッセージング、ビデオ会議を含む)

・コラボレーションとコンテンツ管理(遠隔地のユーザー間におけるテキストやマルチメディア・データの共有とコラボレーション)

・BI(ビジネス・インテリジェンス:意思決定を支援するデータ分析)

・ビジネス・プロセス・インテグレーション(ビジネス・プロセスの管理と統合)

・基盤ソフト(エンタープライズ・コンピューティングを支えるソフトウェア・インフラ)

 この提携の下、両社は来年以降、共通の顧客企業2万社に向けて30以上の新製品/サービスを提供するとしている。

 HPのテクノロジー・ソリューション・グループ担当バイスプレジデント、アン・リバーモア氏は、記者会見で「われわれの顧客は、これらのソリューションが何をもたらすかについて非常に興味を持っていると同時に、それらが魅力的な価格で提供されることを強く望んでいる」と語った。

 一方、マイクロソフトのCOO(最高執行責任者)であるケビン・ターナー氏は、「顧客が聞きたがっているのは、ITがいかにしてビジネスを前進させ、ビジネスの価値を高めるのかという点であり、それを提供することが5つのソリューションの最大のねらいだ」と述べている。

 調査会社IDCによると、BI、コラボレーション、コンテンツ管理、基盤ソフトの4つを合わせた市場規模は、2007年に490億ドルに達すると見られている。

 両社のパートナー関係は今に始まったことではない。両社はかれこれ20年以上も関係を維持している。しかし、今回の提携は両社にとってこれまでにないスケールだとリバーモア氏は強調する。

 「マイクロソフトのエンタープライズ向けポートフォリオと当社のポートフォリオを提供し合うことで、両社は途方もないポジションを獲得するだろう」(リバーモア氏)

 米国のテクノロジー・コンサルティング会社エンデルレ・グループの主席アナリスト、ロブ・エンデルレ氏は、「両社は今回の提携で、共通のライバルであるIBMへの影響力を高めようとしている。特にマイクロソフトは、将来の競争相手としてIBMを強く意識しているようだ」と、提携の背景について分析している。

 HPは今年、ワールドワイドでの売上高がIBMのそれを上回ると見られている。米国の投資顧問会社トムソン・フィナンシャルがまとめたアナリスト予測平均によると、HPは10月31日締めの1年間で917億ドルを、一方のIBMは12月31日締めで907億2,000万ドルをそれぞれ計上する見通しだ。

 「IBMよりもHPのほうが業績が良いため、HPとの提携をマイクロソフトは内心とても喜んでいるのではないだろうか」(エンデルレ氏)

(ロバート・マリンズ/IDG News Service サンフランシスコ支局)

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