IEEE、802.11n規格を正式承認
「研究グループ」発足から7年余り、高速無線LAN規格がようやく標準化米国電気電子学会(IEEE)は9月11日、無線LAN規格「IEEE 802.11n」を承認した。高速無線LANの研究グループが発足してから7年余り。正式な仕様書は10月に公開される予定だ。
802.11nタスク・グループ(無線LAN標準を統括する802.11ワーキング・グループの下で活動している組織)で長期にわたり議長を務めているブルース・クレマー(Bruce Kraemer)氏は、11日、802.11nが承認されたことを伝える電子メールを、同タスク・グループのメンバーあてに送信した(このメールはMeru Networksのブログにポストされている)。
クレマー氏は同メールにおいて、IEEE Standards Boardが802.11nおよび関連規格802.11wの両方を承認したと記している。後者の802.11wは、802.11の管理フレーム内でデータを保護する技術の標準規格である。
また同氏は、802.11nの標準化に携わった多くのメンバーやIEEEのスタッフに感謝の意を表した。「電子メールだけでは、とても今の気持ちを表現することはできない。(中略)標準化の取り組みに力を貸してくれた802.11関連グループの多くのメンバー、そしてIEEE 802 EC(Executive Committee)とIEEEのスタッフに感謝したい」
クレマー氏率いる802.11nタスク・グループが正式に発足したのは、2003年9月11日のことだった。その1年前には、100Mbps以上のスループットを有する無線LAN基盤の標準規格について検討することを目的とした研究グループが設立されている。
現在出荷されている802.11n対応製品は、Draft(ドラフト)2.0をベースとしたものだ。同規格は、2つの空間ストリームをサポートすることで、150Mbpsから200Mbps以上のスループットを実現している。
802.11製品の標準準拠と相互運用性の認証を行っているWi-Fi Allianceは、9月30日にWi-Fi認証プログラムをアップデートする予定だ。その後、正式な標準に適合する無線LAN製品のテストを開始するとしている。
過去2年間、802.11n Draft 2.0はほとんど変更されていない。新たに加えられた仕様は、いずれもオプション機能に関するものだ。そのため、Wi-Fi Allianceでは、今後登場するWi-Fi製品でも、現行製品との完全な互換性を確保することは可能との見通しを示している。
(John Cox/Network World米国版)
























