ソニー、ニコン、サンディスク、より高速なコンパクトフラッシュ・カード規格を提案|標準化動向|トピックス|Computerworld

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標準化動向

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ソニー、ニコン、サンディスク、より高速なコンパクトフラッシュ・カード規格を提案

RAW画像の連続撮影が可能に
(2010年12月01日)

 ソニー、ニコンおよびサンディスクは11月30日、コンパクトフラッシュ(CF)・メモリカードの新たな規格を策定したことを発表した。同メモリカードを利用すれば、高画質なRAW画像を連続して撮影できるようになる。

 新たに提案されたフォーマットにはまだ名称がつけられていない。データ転送速度は最高500Mbps(メガビット毎秒)に達すると、3社の共同声明には記されていた。2010年11月半ばに発表されたCFカード規格の最新バージョンであるCF6.0より、およそ3倍速い計算になる。

 カメラとメモリカードの情報伝達速度が上がり、ボトルネックが小さくなることで、RAW画像を連続して撮影できるのだという。

 写真を連続撮影する場合、イメージをメモリカードへすばやく書き込み、カメラ内部のバッファ・メモリに空きを作って次の撮影に備えなくてはならない。ところがRAW画像の容量はJPEG画像の数倍に上るため、カードへの書き込み時間が長くなるという問題がある。

 こうしたカメラの撮影速度と画像を保存するスピードのミスマッチが、写真の連続撮影枚数が制限される原因となっていた。

 今回の大きな飛躍の背景には、パラレルATAインタフェースから、PCではすでに広く利用されている高速なPCI Expressインタフェースへの移行がある。

 新規格のカードは見た目こそCFに似ているものの、中身はいくつもの点で異なっている。これまで利用されてきたCFカードとの後方互換性はない。

 CompactFlash Association(CFA)も、やはり後方互換性を持たない高速なメモリカードの普及を試みている。同団体が策定した「CFast」規格は、SATA(シリアルATA)インタフェースとの電子互換性のあるカードを定義するものだ。同カードの形状やコネクタはCFカードと変わらない。CFastのバージョン1.0は約2年前にリリースされたが、カメラ製造企業は同規格を採用した製品をまだ発売していない。

 ソニー、ニコン、サンディスクが提案した新規格は、カメラ以外のデバイスもターゲットとしてとらえている。またPCI Expressインタフェースを採用したことで、カードからPCへの画像転送もスピードアップすると考えられる。

 同規格に準拠したカードは最大2テラバイトの容量を備えられるため、一部の支援者らはハイビジョン映像録画機などの大容量かつ高速データ保存デバイスにも流用できると主張している。

 CFAも同規格への支持を表明しているようだ。

 3社が発表した声明には、同フォーマットは「ハードウェアおよび画像アプリケーションのさらなる進化を実現する」はずだとする、CFAのボードチェアマン、神田重人氏のコメントが引用されている。神田氏はデジタルカメラ・メーカーであるキヤノンでの仕事の傍ら、CFAのトップを務めている。

 同規格が標準化され、カメラ製品に採用されるのがいつになるのかはまだわからないが、ソニーの広報担当者はそう長くはかからないと発言した。

 同社の広報担当者、安河内陽子氏は「何年も先になるということはないと思う」と話している。

(Martyn Williams/IDG News Service東京支局)

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