次世代モバイルWiMAX規格「IEEE 802.16m」、近く最終承認へ |標準化動向|トピックス|Computerworld

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標準化動向

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次世代モバイルWiMAX規格「IEEE 802.16m」、近く最終承認へ

現行の802.16eと比べて通信速度、セキュリティ、省電力性が向上
(2011年01月11日)

 高速無線通信規格のモバイルWiMAX(IEEE 802.16e)をさらに高速化し、セキュリティと省電力性も向上させる後継規格「IEEE 802.16m」が近いうちに最終承認され、約1年後に実用化される見通しだ。業界幹部が1月10日に明らかにした。

 業界幹部によると、IEEEは台北で今週開催される技術会議を経て、3月にIEEE 802.16mの標準化を完了するという。同規格は2011年末か2012年初めに実用化される見込みだ。

 IEEE 802.16mが最終承認されれば、メーカーは、既存の802.16eの2倍に当たる20MHzの周波数を使用するこの規格を採用できるようになると、開発者は台北で述べた。

 米国AppleのiPhoneの普及など、携帯デバイスの利用拡大に伴い、ネットワーク・トラフィックは増加の一途をたどっている。、IEEEの802.16ワーキング・グループの副代表、ラケシュ・タオリ(Rakesh Taori)氏は、「(IEEE 802.16mが承認され)帯域が2倍になれば、もちろん、データ通信速度も大幅に向上する」と語った。

 5年間にわたって策定されてきた802.16mでは、ユーザーにとってセキュリティも向上し、自分の位置のプライバシーを保護することなどが可能になると、タオリ氏は付け加えた。また、同規格により、アイドル・モードやスリープ・モードでのスマートフォンの消費電力がより節約されるという。

 スマートフォンのほか、タブレットPCを含む任意のコンピュータで802.16mが利用できるようになる。802.16mは、2005年に承認された802.16eと互換性を持つと、同氏は語った。また同氏は、キャリアは802.16mによってネットワークを高速化したいため、一般のユーザーにとって、この規格による通信サービスに移行することで加入料が上昇することはないだろうとの見通しも示した。

 台湾の政府系機関の工業技術研究院(Industrial Technology Research Institute)は、WiMAXに関心がある台湾企業10社による802.16mの活用を支援する方策に取り組んでいると、同機関のエンジニア、ソン・ティンチェン(Song Ting-chen)氏は語った。同氏によると、台湾のAcer、HTC、Foxconnが新規格をいち早く採用する可能性があるという。

(Ralph Jennings/IDG News Service台北支局)

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