アップル、Mac OS X 10.6を来週のWWDCで披露?
「開発者向けビルドも同時リリース」との情報が著名ブログに掲載米国Appleは、サンフランシスコで来週開催される同社の開発者向けコンファレンス「Worldwide Developers Conference(WWDC)」(6月9日〜13日)において、2009年初頭に投入予定であるMax OS Xの次期バージョンのデモを実施するとともに、ディベロッパー向けの初期ビルドもリリースするもようだ。
この情報は、MacユーザーのWebサイトである「TUAW(The Unofficial Apple Weblog)」に6月4日掲載されたもので、AppleはMac OS X 10.6のデモを行う予定だという。
TUAWによると、Mac OS X 10.6は、Intelベースのハードウェアにのみ対応し、PowerPC搭載のハードウェアはサポートしないという。Appleは、3年前にIntelプロセッサへの移行計画を発表し、2006年1月には初のIntelベースのMacを発表した。アナリストの多くは、AppleのPC事業が持ち直したのはこの方針転換によるところが大きいと指摘している。しかし同社は、Mac OSでいつまでPowerPCをサポートするかを明確にしていない。
IT系のWebサイトである「ars technica」も、Mac OS X 10.6を取り上げ、このOSの開発コード名が「Snow Leopard」であるという消息筋の情報を明らかにした。
TUAW、ars technicaともに、Mac OS X 10.6は派手な新機能よりも安定性とパフォーマンスに重点を置いたバージョンであり、早ければ2009年1月にも出荷が開始されるとの見通しを示している。
米国の調査会社JupiterResearchのアナリストで、Computerworld米国版のコラムニストでもあるマイケル・ガーテンバーグ(Michael Gartenberg)氏は、Mac OS X 10.6を発表したり、初期ビルドをリリースしたりするうえで来週のWWDCは絶好の機会であり、Appleもディベロッパー関係のニュースにスポットライトを当てる好機としてWWDCを利用していると話す。「Appleがこのような場を積極的に活用しているのは周知の事実だ。ただし、同社が新しいMac OS Xについて来週言及する可能性は高いものの、1回のイベントでその全容を明らかにすることはないだろう」(同氏)
Appleは、これまで情報を小出しにすることが多く、2005年6月に同社のCEO、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏がIntelプロセッサへの移行を発表したときもそうだった。
Gartenberg氏によれば、発表のタイミングを選ぶという点においては、MicrosoftよりもAppleのほうが徹底しているという。Appleはライバル企業と違い、自社以外のハードウェア・メーカーに配慮する必要がないからだ。
一方でGartenberg氏は、AppleがMac OSのリリース・スケジュールを早めようとしているのではないかという質問に対し、同社がOSアップデートの間隔を決めたことはないとしたうえで、「サイクルが短いときもあれば、長いときもある」と述べている。
Mac OS X 10.5(開発コード名「Leopard」)は、もともと2006年末から2007年初頭にかけてリリースされる予定だったが、2007年10月までずれ込み、旧バージョンであるMac OS X 10.4(開発コード名「Tiger」)のリリース後30カ月という、同社としては記録的に長いサイクルでのリリースとなった。
一方、Tigerのほうは、旧バージョンであるMac OS X 10.3(開発コード名「Panther」)の投入から18カ月後にリリースされている。これまでのMac OS Xのアップグレード・サイクルは平均16カ月弱だが、近年長期化する傾向にあるようだ。
Jobs氏は、9日のWWDC初日に基調講演を行う予定だ。アナリストの多くは、同氏がほとんどの時間を新しい3G対応iPhoneと、3G iPhoneに対応するソフトウェアのアップグレード版「iPhone 2.0」に割くのではないかと予想している。
(Gregg Keizer/Computerworld米国版)



























