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【WWDC 2008】

待望の「iPhone 3G」が登場!「企業向け機能も強化」とジョブズ氏

プッシュ・メールやカレンダー同期、Exchangeをサポート。新クラウド・サービスも提供開始
(2008年06月10日)

米国AppleのCEO、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏は6月9日、同社が主催する開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference 2008(WWDC 2008)」(6月9日〜13日開催)で基調講演を行い、熱狂的な観衆の前で、新型スマートフォン「iPhone 3G」を発表した。


iPhone 3G

 新しいiPhoneは、光沢のある薄型デザインで、第3世代(3G)の高速ブロードバンド・ワイヤレス・ネットワークに対応している。Jobs氏の説明によると、3Gネットワークをサポートしたことで、旧型のiPhoneに比べ、データ転送速度は最大2.8倍向上したという。また、GPS(Global Positioning System)を内蔵し、ユーザーはiPhoneで現在地を確認することができる。

 iPhone 3Gの画面サイズは旧モデルと同じ3.5インチだが、バッテリ性能が大きく向上した。Jobs氏は、「旧型のiPhone購入者の一部からバッテリ寿命についての不満があったため、新モデルではこうした問題を解決した」と説明した。連続通話時間は最大5時間、連続待受時間は最大300時間、インターネットの利用は最大6時間、オーディオ再生は最大24時間、ビデオ再生は最大7時間となっている。


WWDC 2008の基調講演でiPhone 3Gを発表するAppleのCEO、Steve Jobs氏

 なおJobs氏は、新型iPhoneは「先端部分は薄くなった」と説明したが、旧型の厚みが11.6mmだったのに対し、iPhone 3Gは12.3mmで、新モデルのほうがわずかに厚くなった。

 iPhone 3Gの米国市場での価格は、8GBモデルが199ドル、16GBモデルが299ドルで、AT&Tとの2年契約が条件となっている。Jobs氏は、「iPhoneを世界中に普及させるためのキー・ポイントは、データ転送スピードの高速化と低価格化だ」と力説。Appleの調査によると、旧モデル発売時に、価格がネックとなり購入に至らなかったと答えたユーザーが56%もいたことから、同社は新モデルの価格を一気に半額まで引き下げたようだ。

 iPhone 3Gは、2008年中に世界70カ国以上で販売される予定で、北米、日本、香港、英国、フランス、オーストラリアなど22カ国では7月11日から販売開始され、追ってインド、シンガポール、ブラジル、アルゼンチン、ギリシャ、トルコなどでも発売される予定となっている。

 米国ではAT&Tが先週、3Gワイヤレス・ネットワークのスピードを20%増の1.7Mbpsに向上させたと発表するなど、新型iPhoneに向けた準備が着々と進んでいる。米国の携帯電話用3G高速ネットワークはHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)技術を利用しており、米国の主要都市部ではすでに整備されているが、今後もHSDPA対応エリアは拡大される見通しだ。


8GBモデルのカラーはブラック(写真上)のみ、16GBモデルのカラーはブラックまたはホワイト(写真下)が用意される

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