アップルの「MobileMe」、長時間のサービス停止にユーザーの不満が爆発
「ハンパなく苛つく」――サポート・フォーラムには非難の声が渦巻く米国Appleは米国時間9日夜、新オンライン・サービス「MobileMe」を翌10日に開始すると発表したが、期限が過ぎても多くのユーザーが利用できない状態が続き、サポート・フォーラムには苛立ちと怒りに満ちたユーザーの投稿が相次いでいる。
ユーザーの1人であるpeterbrussel氏は、MobileMeのサポート・フォーラムに、「ものすごく、ものすごく、ものすごく、苛立つ」とのコメントを残している。
Appleは米国西海岸時間で9日の夜8時ごろ、「Mac上のデスクトップ・アプリケーションやiPhoneおよびiPod Touchから『.Mac』のメール・サービスへはアクセス可能だが、その他のサービスは一定期間利用を停止する」とし、旧オンライン・サービスの.Macをシャットダウンして後継サービスであるMobileMeへのリニューアルおよびメンテナンスを行うと発表していた。その際、利用停止期間を「10日午前0時まで」としていた。
しかし、その後AppleはMobileMeのWebサイトで「10日の午前2時までサービスを一時停止」とし、期限をやや延長していた。
一部のユーザーは、長時間にわたるサービスのダウンに対し、単なる苛立ちを超え激怒している。ユーザーのpm_in_the_BK氏は、サポート・フォーラムで、「12時間以上にもわたりダウンするなど論外だ。カリフォルニア沖で大地震でも起こったのか?」と皮肉っている。
より冷静なコメントを残しているユーザーもいる。例えば、adelaney氏は、「年間100ドルも支払って、メールへアクセスできないのは納得いかない。他の多くの企業は、同様のWebメール・サービスを無料で提供しており、Webメールが使用できないだけだからと目をつぶるわけにはいかない」と発言している。
一方、サービスの停止は告知されていたことだとして、Appleを擁護するコメントもある。苛立ちを示す投稿に対し、clintbradford氏は、「メンテナンスとアップグレードについては、数週間前に複数の方法で予告されていたはず。Macからのお知らせメールやニュースなどを読んでいないのか?」と反論している。
なお、Appleに対し、サービスの復旧予定時間について問い合わせたが、現時点で返答はない。
旧サービスの.Macは、Macとのデータ同期やオンライン・ストレージを提供するサービスだったが、Appleは先月、これに代わる新サービスとしてMobileMeを発表した(関連記事)。「すべての人に最新情報を(Exchange for the rest of us)」というキャッチフレーズで、新たに追加したiPhoneとの同期機能などをアピールしていた。
MobileMeは、Mac/Windows PC/iPhone(またはiPod Touch)間で最新データを即座に同期できるプッシュ機能が加わったほか、新たなWebメール、アドレス・ブック、カレンダーなどのオンライン・アプリケーションを提供する。ストレージは、これまで.Macで利用できた容量の倍となる20GBとなり、サービス利用価格は年間99ドル(日本での価格は9,800円)である。
(Gregg Keizer/Computerworld米国版)



























