開発者とビジネス・ユーザーを意識した「iPhone OS 3.0」
1,000種類のAPI公開で、新アプリが続々と登場する?米国Appleが3月17日に発表した「iPhone OS 3.0」は、ビジネス・ユーザーのみならず、開発者の視点も反映させたソフトウェアになっているようだ。
同社は、基本的な機能の強化やアプリケーションの開発を支援するため、約1,000種類のAPI(Application Programming Interfaces)と開発ツールを新たに公開した。また、これまで非公開だったハードウェアやソフトウェアの重要部分へのアクセスも認める姿勢を示している。
このような“柔軟”な対応により、今後はアプリケーションへ地図データ(Google Maps)の統合機能を追加したり、音声チャットAPIを利用して各種のツールにプッシュ・ツー・トーク(PTT)機能を搭載したりといったことが可能になる。
また、Bluetoothによるピア・ツー・ピア通信機能を使えば、iPhoneどうしで名刺交換をすることも可能。さらにMMS(Multimedia Messaging Service)機能が組み込まれたことで、連絡先情報をインポートすることもできるようにもなる。
それだけではない。「iPhone Dock」やBluetooth接続機能に関する情報も公開されているため、用途の幅も広がると期待されている。例えば、POSシステムや在庫管理システム対応のバーコード・リーダーなどをはじめ、血糖値を監視する医療機器や郵便物の計量装置といった、特定分野の機器とも通信することもできるのだ。
また、Appleのオンライン・アプリケーション・ストア「App Store」の料金体系が改訂され、開発者が有料で加入サービスを提供したり、個々のコンテンツに対して料金を請求したりすることも可能になった。これにより、さらに多くの開発者が、iPhone OS向けアプリケーションの開発に関心を示すようになると期待されている。
そのほかにもAppleは、検索機能やカット&ペースト、カレンダー同期機能の改善などを同OSに盛り込んでいる。ただし残念ながら、現時点でこれら機能の“実物”は公開されていない。
(Zack Stern/PC World米国版)
























