ジョブズ氏、iPhone SDKの変更に対する批判に反論
アップル vs.アドビの非難合戦が勃発か米国Appleは2010年後半にリリースする予定の「iPhone OS」バージョン4.0に関して、開発者が同OS用のアプリケーションを開発する際のライセンス条項を変更することを決めた。これに対し一部の開発者が同社の姿勢を痛烈に批判していることについて、AppleのCEO、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏は、こうした批判に反論しているという。
「中間段階での変換、互換性レイヤーおよびツール」の使用を禁じるとしたAppleの今回の変更は、(米国)Adobeが新しく発表した「Adobe Creative Suite 5」に実装されているクロス・プラットフォーム・コンパイラを用いてiPhoneアプリケーションを開発するのを、困難もしくは不可能にしかねないと指摘されている。
Macソフトウェア開発者で、TAO Effectの創立者兼CEOであるグレッグ・スレパク(Greg Slepak)氏が出した電子メールに対し、ジョブズ氏は次のように回答している。
「われわれは以前にも同様の措置を講じたことがある。プラットフォームと開発者の間に中間レイヤーをはさんでしまうと、基準を満たさないアプリケーションが出現し、プラットフォームの進歩が後れることになる」
ジョブズ氏はスレパク氏への返信の中で、「Daring Fireball」サイトの運営者として有名なApple評論家、ジョン・グルーバー(John Gruber)氏の記事を紹介した。Appleは単にiPhoneアプリケーションの品質を維持するためこうした変更を行ったというのが、グルーバー氏の考えである。
「ジョン・グルーバー氏の記事は洞察力に富んでおり、マイナス思考に捕らわれていないものだ」(ジョブズ氏のメールより)
当のAdobeは、Appleの決定に関する見解を電子メールで公式に発表した。「Appleの新たなSDK言語についてはわれわれも認識しており、現在調査中だ。『Flash CS5』に初めて搭載する予定の『Packager for iPhone OS』は、開発を続けるつもりでいる」(Adobe)
一方で、Adobeのエバンジェリストであるリー・ブライムロウ(Lee Brimelow)氏は個人サイト「The Flash Blog」に「くたばれ Apple」と書いて、怒りをあらわにした。
ジョブズ氏がAdobeのソフトウェアを「バグだらけ」と評し、AdobeはAppleの姿勢を「怠慢だ」と発言したと言われていることから、ここ数カ月間、AppleとAdobeは一触即発状態にある。
(Nick Spence/Macworld.co.uk)



























