IBM、大規模データ分析用の統合システムを発表
「Oracle Exadataの強力なライバルとなる製品だ」とアナリスト米国IBMは4月7日、大規模データ分析に対応する新たな統合システムを発表した。米国Oracleのプラットフォーム「Oracle Exadata」に対抗する製品とされている。
IBMの統合システムには、メインフレーム「System z」とx86マシンに対応する「pureScale Application System」や「Smart Analytics Systems」などが含まれている。
同社によると、同システムは大量のデータを処理することができるうえ、ストレージ容量を最大80%削減できる強力な圧縮機能を搭載しているという。
pureScaleは、スマート・グリッドなどのトランザクション処理業務に対応する製品であり、IBMのプロセッサである「POWER7」ベースのサーバをはじめ、「WebSphere」、「DB2 pureScale」などで構成されているという。
一方Smart Analytics Systemsは、ビジネス・インテリジェンス(BI)指向の強い製品だ。System zメインフレームやSystem xサーバに対応するバージョンがあり、
「Cognos BI」やデータウェアハウジング・ソフトの「InfoSphere」も統合されている。これらのシステムを使えば、ダッシュボードを構築したり、構造化データと非構造化データの両方でレポートの作成や分析作業を行ったりすることができる。また、パフォーマンスを高めるためのオプションとして、SSD(Solid State Disk)も用意されている。
IBMは、2010年1月に米国Oracleが買収した米国Sun Microsystemsのビジネス・パートナーの支援を受けて、この新製品を販売したいと考えているようだ。IBMの金融部門は、「信用面で資格を満たしているSunのビジネス・パートナーが当社システムの再販業者に移行するのを支援するため」として5億ドルの融資を行うと表明している。
IBMは、このプログラムについて、「健全な収支を維持し、リスクを最小限に抑える」ための資金をSunのビジネス・パートナーに提供するものであり、「Sun/Oracle陣営の金融部門にはこのような能力がない」と自社の優位性を強調している。
System xに対応するバージョンはすでに出荷されており、System zに対応するバージョンとpureScale Application Systemは、第2四半期中に出荷されることになっている。
米国Monash Researchのアナリスト、カート・モナシュ(Curt Monash)氏は今回のIBMの発表について、「Oracle/Sun陣営に直接打撃を与えるものだ。Exadataは、Oracle/Sun陣営にとって中心となる製品であり、同陣営をターゲットにするのであれば、この製品に打撃を与えることが絶対条件となる」と語っている。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)



























