IBM、リスク管理/コンプライアンス支援ソフト・ベンダーのオープンペイジズを買収へ
リスクを総合的に管理するビジネス・アナリティクス・ソフトウェアを強化米国IBMは9月15日、企業のリスク管理やコンプライアンスを支援するソフトウェアを提供する非上場企業、米国OpenPagesを買収することで合意したと発表した。買収条件は公表されていない。
OpenPagesのソフトウェアは、コンプライアンスやリスク管理(業務リスク、財務統制管理、ITリスク、内部監査など)に関連するデータを集約し、企業がどのような領域でリスクを抱えているか、それらのリスクが将来の業績にどのように影響する可能性があるかを全社的に把握できるようにすることが特徴だ。
また、OpenPagesのソフトウェアは、業績目標と、その達成をはばむ可能性があるリスクの関連を明確にすることもできる。例えば、新興市場向け事業で積極的な売り上げ目標を設定している企業は、現地規制に違反するリスクや、遠隔地で事業を行うことに伴う予算超過のリスクを抱えることになる。OpenPagesのソフトウェアは、事業機会と、それを活用した事業展開に付随するリスクを包括的に把握することを可能にすると、IBMは述べている。
IBMが最近、世界の企業のCFO(最高財務責任者)など、財務担当幹部1,900人を対象に実施した調査では、3分の2の企業が過去3年間に重大なリスク事象に直面したことがわかったという。リスク管理の優先度は2005年と比べて93%上昇している計算になるとのことだ。
OpenPagesのソフトウェアは、IBMのビジネス・アナリティクス・ソフトウェア・ポートフォリオに加わることになる。IBMはこの4年間にビジネス・アナリティクス・ソフトウェアおよびサービス事業に110億ドル以上投資している。2010年第2四半期、この事業は14%の増収を記録した。これまでにIBMはこの分野で、カナダのCognos、米国Coremetrics、米国Guardium、米国Unicaなどを買収している。
「不測のリスクは、企業の収益やブランドの評判に打撃を与えるおそれがある」と、IBMのビジネス・アナリティクス担当ゼネラル・マネジャー、ロブ・アッシュ(Rob Ashe)氏で述べている。「部門や業務ごとに運用されていたリスク管理システムを統合することは、リスクを総合的に管理するうえで不可欠だ」
OpenPagesは、ドイツのAllianz、英国Barclays、 米国Carnival、米国Duke Energy、米国SunTrustなど200社以上の顧客を持つ。
(Ann Bednarz/Network World米国版)



























