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【AJAXWorld RIA Conference&Expo】

アドビ、Ajaxコンテンツの検索を容易にする新技術「Ichabod」を開発

検索エンジンによるインデックス付けを支援――すでにGoogleが導入
(2008年10月22日)

 米国Adobe Systemsは10月21日、Ajaxベースのコンテンツに対する検索インデックス付加を支援する新技術「Ichabod」を開発したと発表した。

 AdobeのCTO(最高技術責任者)を務めるケビン・リンチ(Kevin Lynch)氏が、米国カリフォルニア州サンノゼで開催中の「AJAXWorld RIA Conference&Expo」(10月20-22日)で講演し、IchabodがすでにGoogleのインデックス生成エンジンで使用されていることを明らかにした。Yahoo!とも同様の取り組みを進めている最中だという。


AdobeのCTO、ケビン・リンチ(Kevin Lynch)氏

 そのうえで同氏は、コンテンツへのインデックス付けの難しさと、検索エンジン側で情報を発見しやすくするための配慮が必要であることを強調。「多くの人がAjaxアプリケーションを作成するようになるにつれて、コンテンツの不透明さが増し、検索エンジンで情報を見つけにくくなってきている。このままでは、必要な情報にユーザーが到達できなくなるおそれがある」と語った。

 Ichabodは、マルチメディア向けWebブラウザ・プラグイン「Flash Player」からユーザー・インタフェースなどを除いたかたちで提供される。「検索サービス・ベンダーのインデックス生成エンジン上でFlash Playerを実行できるようにしている」(リンチ氏)

 コンテンツはいったん検索エンジンへと戻され、インデックス付けされる。将来的には、検索エンジンがAjaxアプリケーション上でボタンを見つけると、Ichabodがそのボタンをクリックしてイベントを発生させ、そのコンテンツに新たなインデックスを付加するということが可能になるかもしれない。

 リンチ氏は、Ichabod以外のAdobeの取り組みにも言及した。その中には、オープンソースとして近くリリースされるビデオ・タグ技術も含まれている。「当社は、Webページ上に動画を簡単に配置できるようにするタグ技術を準備中であり、約2週間後にオープンソース・コードとしてリリースする予定だ」(同氏)

 また、Adobeは今後数週間以内に、Webアプリケーションのオフライン実行を可能にする「Adobe AIR(Adobe Integrated Runtime)1.5」をリリースする。この新版では、HTMLレンダリング・エンジン「WebKit」がアップデートされ、WebKit内のJavaScriptエンジンが「Squirrelfish」に刷新されるという。

 さらにリンチ氏は、HTML 5仕様の標準化に向けた取り組みにも触れ、次のように語った。「(HTML 5仕様の策定は)ベクタ・グラフィックス、オフライン・キャッシュ、リッチ・メディア再生、データ・グリッドなどの機能を備えた高度なオーサリング・ブラウザを提供するための取り組みであり、Adobeでは積極的に支援するつもりだ。これらの機能はすべて、ブラウザの標準化に役立つと当社では考えている」

(Paul Krill/InfoWorld米国版)

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