ヤフー、自社ブランドのプロモーション・キャンペーンに1億ドルを投入
マイクロソフトとの事業提携を目前に存在をアピール?米国Yahoo!のCEOであるキャロル・バーツ(Carol Bartz)氏は9月22日、同社のブランド力強化と製品のプロモーションをグローバル規模で展開するため、今後15カ月間に1億ドル以上の資金を投じることを明らかにした。
Yahoo!のWebサイトや同社が提供するオンライン・サービスは、すでにユーザーの注目を集めている。今回のキャンペーンでは、目玉商品のポータルサイトや検索エンジン、Webメールなどが機能強化されたことを周知させるのがねらいだという。
バーツ氏は今回のキャンペーンについて、「人々の生活をオンラインでつなげたいという、われわれのメッセージをアピールしたい」と語った。
今回のキャンペーンでYahoo!は、新ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)とパーソナライズ機能、そしてYahoo!が提供するオンライン・サービスに関連するサードパーティ・ツールを統合する機能を提供するとしている。
バーツ氏は「こうしたコンセプトは、Yahoo!の創設者であるジェリー・ヤン(Jerry Yang)氏とデヴィッド・ファイロ(David Filo)氏が掲げていたオリジナルのミッションから大きくかけ離れていない」と説明する。
「これは当時のコンセプトをさらに進化させたものだ。今やインターネットは巨大化し、以前より複雑化している。(中略)そうした問題を解決し、ユーザーひとりひとりが望んでいるサービスをうまく連携できるよう注力する」(同氏)
今回のキャンペーンは9月28日より北米で開始し、10月5日からはそれ以外の国/地域でも展開するという。Yahoo!の最高マーケティング責任者(CMO)であるエリサ・スティール(Elisa Steele)氏は、「これは、われわれにとって初めてのグローバル・キャンペーンだ」と説明する。
なお、Yahoo!が「Yahoo! Mail」の機能強化に利用しているオープンソースのコラボレーションスイート「Zimbra」を売却する方向で検討しているとの報道については、バーツ氏はコメントしなかった。
このところのYahoo!は、“期待外れ”の業績が続いている。同社は検索エンジンや動画サービス、SNSといった複数の“ビジネスの種”を所有しているものの、それらを大きく育てることができていない。一部からは「Yahoo!は技術力に欠けている」との批判も噴出している。
さらにYahoo!はこの1年半、米国Microsoftと“メロドラマ”状態にあった。両社は今年7月に検索事業で提携することを発表し、現在は各国当局の承認待ちの状態だ。
この提携でMicrosoftの検索エンジンである「Bing」は、Yahoo!の検索エンジンに取って代わることになるだろう。Yahoo!は今後、両社のWeb検索広告サービスの販売に注力する計画だという。
(Juan Carlos Perez/IDG News Service マイアミ支局)
























