デル、中国の百度(バイドゥ)とともにスマートフォン発売へ
先日の百度による開発者ツール・セット発表はモバイルOS開発の兆候ではとアナリストらは指摘していたDellの広報担当者は9月6日、中国最大の検索エンジン企業Baiduと共同でスマートフォンを開発していることを明らかにした。デバイスの詳細やリリース日などの情報はまだ発表されていない。そして、両社はパートナーシップを結び、スマートフォンを発売する。今回の提携は両社にとって、成長著しい中国の携帯電話市場を開拓するための大きな力となるだろう。
今回のニュースが公になる数日前には、Baiduが「Yi」と呼ばれるAndroidベースのツールをリリースしていた。開発者は同ツールを利用して、Baiduの音楽/電子読書/地図サービスなど既存製品に統合されるモバイル・アプリを開発できる。
もっともBaiduのほうは、YiプラットフォームをAndroidベースのモバイルOSに転換し、企業アプリを複数実装させる準備をすでに整えている。9月2日には、同社の最高経営責任者(CEO)であるロビン・リー(Robin Li)氏が、Baiduは国際的な端末メーカーとYiプラットフォーム搭載スマートフォンをリリースすることで合意に至っていると中国メディアに語ったと報じられた。
しかし、Baiduの広報担当を務めるカイザー・クオ(Kaiser Kuo)氏は、Yiプラットフォームを利用するBaiduブランド携帯電話の発売に関して同社がアナウンスすることは何もないと述べた。
Web分析サイト「CNZZ.com」によれば、Baiduは全インターネット検索の80%を占めるシェアを有しており、中国の検索市場を文字通り支配しているという。同社の検索エンジンも、数多くの携帯電話にインストールされている。4月にBaiduが行った発表では、中国のAndroid携帯電話の8割に同検索エンジンが搭載されているそうだ。
コンサルティング・グループiResearchのアナリスト、シェン・スイ(Shen Sui)氏は、「中国では現在、トップランクのインターネット企業がこぞってモバイル・インターネット市場へ参入しようと躍起になっている」と指摘する。「どの企業も自社のポジションを固め、マーケット・シェアを拡大させようと必死だ」(スイ氏)
PCベンダーとしてよく知られているDellは2009年、中国およびブラジルで同社初のスマートフォンを発売した。同デバイスはAndroid OSの改良版を採用している。Dellはその後、別のマーケットでも「Windows Phone 7」やAndroidをベースとするスマートフォンの販売を手がけてきた。
政府統計によれば、中国には9億人以上の携帯電話ユーザーがおり、世界最大の市場を形成しているという。北京に拠点を置くリサーチ企業Analysys Internationalは、2011年には約9,500万台のスマートフォンが同国内で販売される見込みだと述べている。
(Michael Kan/IDG News Service北京支局)



























