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ビジネス・インテリジェンス

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IBM、SOA環境にイベント・ドリブン機能を追加する新製品を発表

イベント間の因果関係をソフトウェアが自動的に特定し、ビジネスを支援
(2008年04月08日)

 米国IBMは4月7日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)環境に、イベント・ドリブン機能を追加するソフトウェア「WebSphere Business Events」を発表した。

 WebSphere Business Eventsは、ビジネス・ユーザーが一見しただけではわからないイベントどうしの因果関係を分析/特定し、ビジネスを支援するソフトウェアである。ソフトウェア自体が、必要に応じてイベントどうしのつながりを検知し、必要な作業を実行するといった機能も搭載されている。

 例えば、ATM(自動現金預払機)で、不正行為と疑われるような、通常では考えられない取引が行われた場合、WebSphere Business Eventsは、一見関連性がないようなトランザクションのつながりを検知し、セキュリティ警報を発したり、問題のATMを停止させたりすることができるという。

 また、相互に関連性のないタイプのサービスの呼び出しを基に、トラブルの基本的なパターンを検知して製品の不具合を特定し、エンジニアリング部門や製造部門に警報を出すといったことも可能だ。

 米国Progress SoftwareでCTOを務めるハブ・バンダーブート(Hub Vandervoot)氏は、「イベント・ドリブンなアプローチに対応できないことは、SOA環境の本質的な問題ではないものの、ほとんどのSOA環境は、設計段階でイベント・ドリブン機能を考慮に入れていない」と指摘する。

 Vandervoot氏によると、一般的なSOA環境は、起動するサービスがビジネス・プロセスの中で定義されているという前提に基づき、各種のサービスを集中的に調整する仕組みになっているという。

 しかし、このアプローチは、各種のビジネス・プロセスにまたがっているイベントや、ビジネス・プロセスの外で発生するイベントは考慮されないという課題があった。この課題を克服するためには、SOA環境を拡張し、イベント・ドリブンなモデルも網羅する必要があるというのだ。

 「イベント・ドリブンなモデルを網羅するSOA環境を構築するためには、さまざまな構築スタイルがある。そして、どのスタイルを選択するかで、得られる結果が異なってくる」(Vandervoot氏)

 Vandervoot氏は、SOA環境にイベント・ドリブンなモデルの導入を妨げている要因として、SOA環境がRSSやAtomのような業界標準のフォーマットに対応していないという問題を挙げている。既存のSOA環境は、プロシージャ・コール・スタイルを使用し、メッセージをESB(エンタープライズ・サービス・バス)などのオーケストレータに送ることが多い。

 なお、米国Oracleの子会社であるBEA Systemsも、イベント・ドリブン機能を包含したSOA環境を普及させようと注力している。ちなみにOracleは、同環境を「SOA 2.0」と命名している。

(Galen Gruman/InfoWorld米国版)

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