グーグルがカスタム検索サービスを強化、名称も「Site Search」に変更
検索オプションや詳細インデックス機能を改良米国Googleは6月3日、企業向けのホステッド型カスタム検索サービス「Google Site Search」の提供を開始した。同サービスは「Google Custom Search Business Edition」の新バージョンと位置づけられており、検索オプション機能や詳細インデックス機能の強化が図られている。
新サービスの目的は従来と変わらず、Googleのデータセンターにホスティングされている検索エンジンの力をWebサイト・オーナーが利用できるようにすることだ。従来と異なるのは、上述したとおり、検索インデックス機能や、検索結果の順位付けをカスタマイズするのに用いるオプション機能などが強化されている点である。
「過去5年にわたって、サイト・オーナーたちは、サイトの最適化、ナビゲーション、グラフィックスには大いに投資したが、検索にはあまり投資してこなかった」と、Googleのプロダクト・マネジメント・ディレクター、マシュー・グロッツバッハ(Matthew Glotzbach)氏は話す。Googleとしては、彼らに新サービスを利用してもらうことで、検索ビジネスをよりいっそう強化したい考えだ。
Google Site Searchの新機能の1つである「Enhanced index coverage」は、Googleの検索インデックスにすでに含まれているページを補足するように設計された、サイト内情報のインデックス機能である。
また新サービスでは、検索結果の順位付けとリスト順に影響を与えるオプションが従来よりも豊富に用意されている。例えば、最近のページが以前のものよりも優先して表示されるように設定することが可能だ。これは、Googleが「Date biasing」と呼んでいる機能である。さらに、特定セクション(製品カタログなど)が優先して検索されるようにバイアス設定を行うこともできる。
独自の同義語辞書を追加できるようになった点も新しい。これにより、検索キーワードだけではなく、その同義語を含む文書も検索結果として表示することができる。
そのほか、外観(ルック&フィール)のカスタマイズ自由度が高まり、検索ページや検索結果ページのスタイルを独自に設定できるようになった。
このような改良は、ニーズの把握や顧客への対応に関するGoogleの認識・理解の高まりを反映していると、調査会社Nucleus Researchのアナリスト、レベッカ・ウェトマン(Rebecca Wettemann)氏は指摘する。「Googleでは、同社の価値を今まで以上に顧客に訴求するにあたり、『当社は非常に革新的で強力な技術を持っている』と言葉にするよりも、もっとはっきりと表現できる方法についてよくよく熟慮したのだろう」(Wettemann氏)
また同氏は、特に中小規模企業でよく見られる、サイトの検索技術がビジターや顧客の期待に応えていないという問題にGoogleはうまく焦点を合わせていると語った。
Google Site Searchの料金は、5,000ページのサイト向けが年間100ドルからとなっており、10万〜30万ページの場合は2,250万ドルである。ページ数が30万ページを超えるときは、Googleの直販チームに価格を問い合わせることになる。
なお、Googleでは別のサイト検索サービスも提供している。例えば「Custom Search Engine AdSense for Search」は、Google Site Searchと同様のホステッド型検索サービスであり、無料だ。ただし、Google Site Searchほど洗練されておらず、しかもGoogleから提供された広告をサイト内に掲載することが求められる。
(Juan Carlos Perez/IDG News Serviceマイアミ支局)



























