BusinessObjectsの新サービス・パックにユーザーの苦情が殺到
「なんでインストールにこんなに時間がかかるのか」と怒りをあらわに独SAPのBI(ビジネス・インテリジェンス)プラットフォーム旗艦製品「BusinessObjects」の新たなサービス・パック(SP)に対する苦情が掲示板に殺到している。Windows環境へのインストールに異常なほど時間がかかり、業務に多大な支障をきたしているというのだ。
非難の的になっているのは「BusinessObjects XI 3.1」の「SP 2」。RGeurtsと名乗るユーザーは先週、掲示板に「インストール作業に18時間も費やした挙句、途中で諦めざるをえなかった。BO(BusinessObjects)がもっと安定したSP 2をリリースするかどうか、誰か知らないか。SPのインストールに18時間なんて到底受け入れられない」と書き込んだ。
clarejと名乗る別のユーザーは、「SP 2はふざけている」と怒りをあらわにした。「ウイルス対策ソフトを停止させて今朝9時に開始し、サーバが何もしていない状態でインストーラを走らせた。7時間後に情報を集め終わったが、こんな長い時間、何の情報を集めていたんだ――まさか宇宙と万物の歴史か」(clarej氏)
clarej氏は、次のようにも述べている。「本番サーバをXI 2からアップグレードしなきゃならない。サーバは3台ある。XI 3.1を3回インストールして、構成して、それからSP 2のインストール、そしておそらくFP 1.8(Fix Pack 1.8)のアップグレード――すべてこなそうとしたら、週末を使っても時間が足りない」
いろいろな設定を試して、うまくいったユーザーもいるようだ。bobano氏は、「Win 2003でテストしたら、インストールは言語パックの数によって7〜18時間かかった。同じシステム・プロパティでWin 2008サーバにインストールしたら、SP 2のインストールは4時間以内に終わった(1つの言語で)。Win 2008のWindowsインストーラはバージョンが違うのかな」と書いている。
この件に対してSAPの関係者は、声明で「Windowsへのインストールは、非常に時間集約的である」と、時間がかかりすぎることを認めている。同社のインテリジェンス・プラットフォーム製品マーケティング担当バイス・プレジデント、フランツ・アマン(Franz Aman)氏は、次のように話している。
「Linux版およびUNIX版には、こうした問題はない。Windows版の問題には気づいていたが、最新SPの利点をWindowsユーザーにもすぐ使ってもらえるように、あえてリリースに踏み切った。この問題はリリース・ノートに記されている」
この問題はWindowsのインストール・ルーチンに関連しているとアマン氏は言う。「今後、この問題を取り除くため、次期リリースである「SP 3」で別のアプローチを用意するつもりだ。ユーザーは、SP 2をインストールしてもいいし、SP 3がリリースされた後に移行するという選択肢もある」(同氏)
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)



























