中堅・中小企業ではPC運用管理ツールの導入と情報漏洩対策が不十分
中堅・中小企業におけるIT運用管理の実情と課題サーバ/ネットワーク管理ツールに比べ
PC運用管理ツールの導入率は低い
2009年10月〜11月にかけて、中堅・中小企業のIT管理をテーマとしたセミナー「ITマネジメントサミット 中堅・中小企業のIT管理に潜むリスクの対策と経営基盤強化」(主催:ITマネジメントサミット実行委員会/IDC Japan、協賛:日立製作所)が、全国6都市(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、広島)で開催された。
IDC Japanでは、事前登録者にアンケートを行い、225名からの回答を得た。本稿では、そのアンケート結果を分析し、ユーザー企業におけるIT管理の実情と課題を明らかにする。
まず、サーバ/ネットワーク運用管理ツールとPC運用管理ツールの導入状況は、図1のようになった。サーバ/ネットワークのシステム運用管理ツールの導入率43.6%と比較すると、PC運用管理ツールの導入率は32.0%と10ポイント以上も下回る結果となっている。
この結果を見ると、サーバやネットワークの管理に比べると、PC管理に対する対応が後回しになっていることが多いと言える。
地方圏でのPC運用管理対策に遅れ
ただし、導入の意向は比較的高い
図2はPC運用管理ツールを導入している企業、もしくはこれから導入を検討している企業を、地域別に集計した結果である。
東京での導入率が最も高く、すでに導入している企業が36.4%、これから導入を検討していく企業が9.1%となった。
東京以外の地域を見ると、すでに導入している企業の割合は大阪、名古屋、広島、福岡、札幌の順になるが、最も高い東京と最も低い広島、福岡、札幌では9.3ポイントの差が開いている。東京から距離が離れるほど導入率が低くなる傾向があり、地方圏でのPC運用管理対策が遅れている状況がわかる。
ただし、広島・福岡・札幌では今後の導入意向が比較的高く、これから対応が進んでいくものと考えられる。
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