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グーグル、「Office」にオンライン共有機能を追加するドックバースを買収

Microsoft Officeユーザーの獲得に乗り出す?
(2010年03月08日)

 米国Googleは3月5日、公式ブログへの投稿で米国DocVerseの買収を発表した。買収により、GoogleはMicrosoftに先んじて、「Microsoft Office」にオンライン文書共有機能を提供することになる。


DocVerseは、Microsoft Officeにドキュメントのオンライン共有機能を追加するプラグイン製品だ(DocVerseのWebサイト

 DocVerseは、2人の元Microsoft社員が創設した企業だ。WordやPowerPointで作成したドキュメントをオンラインで共有し、共同で編集することを可能にするOffice向けプラグイン・ソフトを提供している。Officeドキュメントに変更が加わると、リアルタイムにオンライン・データと同期させる。ドキュメント・ファイルを何度もやり取りしたり、変更の過程を記録したりすることなく、複数のユーザーで同時に1つのドキュメントを作成/編集することができる。

 同様のオンライン機能は、今年6月に一般発売が開始される見込みのMicrosoft Office最新バージョン、Office 2010にも搭載される。

 Googleは公式ブログへの投稿において、「情報の作成や共有を行う場所としては、Webが最適だと確信している」と述べ、そのためのサービスがGoogle Docsだと説明している。「だが、多くユーザーにとっては、いまだにデスクトップ・ソフトウェアのほうがなじみ深いという事実を我々は認識している。そこで(中略)我々は、ユーザーのクラウドへの移行や、Microsoft Officeのようなデスクトップ・アプリケーションとの同時利用をより簡単にするような施策も進めている」と、Google Docs担当プロダクト・マネジャー、ジョナサン・ロシェル(Jonathan Rochelle)氏はブログに記している。「DocVerseによって、デスクトップ・アプリケーションであるMicrosoft Word、Excel、PowerPointを利用しながら、Webベースのコラボレーションによるメリットも体験できるようになる」(同氏)。

 Googleでは、Google DocsとDocVerse製品とをリンクさせる予定だ。DocVerseの創設者兼CEOのシャン・シンハ(Shan Sinha)氏と、同じく創設者兼CTO(最高技術責任者)のアレックス・デヌイ(Alex DeNeui)氏は、「我々の最初のステップは、DocVerseとGoogle Appsを結びつけ、Microsoft OfficeとGoogle Appsの橋渡しをすることだ」と公式ブログで明らかにしている

 こうした動きは、GoogleとMicrosoftの間でユーザー獲得競争を激化させるかもしれない。既存バージョンのOfficeを所有するユーザーは、Office 2010にアップグレードしなくても、DocVerseとGoogle Docsを利用してオンライン共有機能を利用することができるからだ。

 なお、Google Docsに対応した新たなDocVerseの提供時期について、具体的なことは明らかになっていない。

(Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局)

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