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企業クライアント戦略

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【Enterprise Client Strategy 2010 Report】

「ビジネス変化に強い企業クライアント環境を目指して、今から準備に着手せよ」

クライアント管理の“効率化”は企業の必須課題――アイ・ティ・アール 生熊氏が熱弁
(2010年03月10日)

PCに加え、スマートフォンやネットブックなど、企業クライアント端末が多様化するとともに、SaaS型アプリケーションの普及などによってクライアント端末の利用形態も大きく変化している。こうした背景を受けて今日のクライアント管理は複雑なものになってきており、その効率化は企業にとって重要な課題だ。2月26日に開催された「Enterprise Client Strategy 2010」の基調講演では、アイ・ティ・アールの生熊清司氏が、そうした課題に対して企業が取るべき戦略について語った。



Computerworld.jp

アイ・ティ・アール リサーチ統括ディレクター/シニア・アナリストの生熊清司氏

クライアント環境をめぐる諸課題 IT部門はどう対処していくべきか

 今やPCは生活のあらゆるシーンで使われているが、企業のクライアントとして見ると運用管理上の課題が数多く存在する。アイ・ティ・アール リサーチ統括ディレクター/シニア・アナリストの生熊清司氏は、その現状について次のように語った。

 「なかでも近年クローズアップされているのが、WebアプリケーションやSaaSの普及に伴い顕在化したWebブラウザのバージョンやリッチUIにまつわる課題と、スマートフォンやネットブックといった端末の多様化がもたらしたセキュリティ・リスクおよび運用管理負荷の課題である」(生熊氏)。

 また同氏は、メインストリーム・サポートが終了したWindows XPを大半の企業が使い続けていると指摘し、「ITマネジャーは、XPをいつまで使い続けるかの意思決定を早急に行わなくてはならない」と警告した。

 続けて、「今や企業情報セキュリティ全体の課題の大半を占めるのがクライアント・セキュリティの諸課題である」として、モバイルPCやUSBメモリの持ち出しが原因となる情報漏洩や、社内ネットワーク・アクセスのルール不徹底といった課題を挙げた。

 さらに生熊氏は、端末の台数・種類が多くて各所に分散しているうえに、ユーザーのITリテラシーもさまざまであると指摘。従来の人手に頼った運用管理から脱却して、自動化された効率的な管理環境に移行していく必要があると訴えた。

 問題解決に向けた指針として生熊氏は、現状環境の可視化と環境移行プロジェクトの策定の2つを挙げた。前者では、クライアント環境資産を棚卸して、ユーザー属性や利用中のOS/アプリケーションの状況を実態を正確に把握することが説かれた。後者については、可視化した現状から環境移行の基本方針、予定期間の設定と、コストおよび投資効果の試算を行い、機能・仕様やインフラへの影響の確認、トレーニング計画といった設計を行ったのちに移行の実作業へと進める一連のプロセスが示された。

 近年のクライアント技術/製品の急激な進化と多様化は、その運用管理をより困難にしている。生熊氏は、今は現実的な策で諸課題に対応していくべきとしながらも、「今後は、変化を前提とした企業クライアント戦略が不可欠。その準備には今から着手しておくべきだ」と訴え、講演を締めくくった。

●Enterprise Client Strategy 2010 講演レポート


開幕記念講演: ビジネス変化に強い企業クライアント環境を目指して、今から準備に着手せよ(アイ・ティ・アール 生熊清司氏)
性能・運用管理・セキュリティにすぐれたクライアントPC環境を構築する「スマートな投資」とは(インテル 坂本尊志氏)
Windows 7の早期導入/移行で「クライアント環境の最適化」を図る(マイクロソフト 細井 智氏)
ITマネジャーが抱える諸課題を解決する「理想のクライアントPC環境」とは?(デル 堀内 朗氏)
サーバ統合で使う仮想化ソリューションを、デスクトップに応用して可用性を高める(ヴイエムウェア 橋本洋氏)
多様化するワークスタイルに、5つのデスクトップ仮想化手法で応える(シトリックス 村上愼一氏)
閉幕記念講演: クライアント管理コストをいかに下げるか――決め手はWindows 7へのリプレース(ホンダアクセス 浅井 博氏)
●各講演資料がダウンロード可能です → Enterprise Client Strategy 2010 イベント・サイト

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