HTC、アップルの提訴に徹底抗戦の構え
自社のイノベーションを強調しつつ、他社の特許を尊重してきた姿勢をアピール台湾HTCは3月18日、今月初めに米国Appleから提訴された特許侵害訴訟に対し“徹底抗戦”する構えであることをあらためて強調した。同社は、これまで常に他社の知的所有権を尊重してきたし、今後もそうするつもりであると主張している。
HTCは、1997年の創業以来、自社がスマートフォン事業において世界初の製品を次々に生み出してきた実績にも言及した。例えば、1998年には世界初のWindows搭載PDAを、2002年には世界初のWindows携帯電話を、2008年には世界初のGoogleモバイルOS「Android」搭載スマートフォンを開発したと同社は述べている。
さらに、タッチスクリーン式のスマートフォン「XDA」および「T-Mobile Pocket PC Phone Edition」の発売が2002年だったとにも触れた。iPhoneが発売されたのは、その5年後となる2007年のことだ。
HTCのCEO、ピーター・チョウ(Peter Chou)氏は、声明の中で次のように述べている。
「HTCは創業初日から、最先端のイノベーションを生み出し、スマートフォンを求める人々に独自の価値を提供することに専念してきた。当社はこれまで同様、他のイノベーターとその技術を尊重していくつもりだが、顧客が最善のモバイル・エクスペリエンスを得られるように、今後も自社のイノベーションを通して健全な競争を図っていきたいと考えている」
これについてAppleにコメントを求めたが、即答は得られなかった。Appleは、HTCがiPhoneのユーザー・インタフェースや基盤アーキテクチャ、ハードウェアにかかわる20件の特許を侵害しているとして、同社を相手取り米国で特許侵害訴訟を起こしている。なお、HTCは声明において、自社の特許に関しては何も言及していない。
HTCは、Androidスマートフォンのメーカーとして世界最大である。このため、AppleがAndroidの脅威を封じ込めるためにHTCを提訴したと見る向きもある。Googleはこの訴訟の当事者ではないが、HTCを支持する立場を表明。「われわれは、当社のAndroid、およびその開発の手助けをしてくれたパートナー企業を支援する」との声明を発表している。
スマートフォン業界では訴訟が流行しているようだ。現在、Nokia対Apple、Apple対Nokia、Kodak対AppleおよびRIM(Research In Motion)、Motorola対RIMなど、多数の訴訟が係争中である。
(Dan Nystedt/IDG News Service台北支局)
























