スマートフォンのビジネス利用、4割の企業が前向き
Computerworld編集部は2011年1月、従業員500人以上の企業のビジネスマンに対してスマートフォンの業務利用に関するアンケート調査を実施した。その結果、スマートフォンを業務で利用しようとする企業が急速に増えつつあり、4割が導入に前向きであることが判明した。
23%の企業がスマートフォンを導入済み
「iPhone」のヒットに始まり、スマートフォン市場が急速に拡大している。モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)によると、国内のスマートフォン市場の黎明期にあった2008年度の出荷台数は約130万台だったが、2009年度には前年比200%以上の高い成長を示した。2010年度はさらに市場に浸透し、出荷台数は450万台とも500万台とも言われている。
そうした中、スマートフォンを業務で利用しようとする企業が拡大しつつある。Computerworld編集部は2011年1月、従業員500人以上の企業のビジネスマンに対してスマートフォンの業務利用に関するアンケート調査を実施した(有効回答数590)。わずか4問のアンケートながら、業務利用における企業ユーザーの意識が見て取れる。
まず、業務でのスマートフォン利用の有無を聞いたところ、すでに「利用している」が23%、「利用を検討している」も19%に上り、4割を超える企業がスマートフォンを業務で利用することに積極的な姿勢を示している(図1)。2009年秋に実施された別の調査では、業務で利用している企業が全体の1割に満たなかったことを考えると、わずか1年ちょっとの間にスマートフォンの業務利用が急拡大していることが推察される。
スマートフォンの機能を一言で言い表せば、「携帯電話以上、ノートPC以下」のいいとこ取りのモバイル端末。これまでに携帯電話で構築したモバイル・ソリューションを導入している企業は、携帯電話のユーザー・インタフェースでできることの限界を感じているだろう。一方、ノートPCによるモバイル・ソリューションについては、システム管理者は運用管理の煩雑性を、エンド・ユーザーはすぐに使いたいときの使い勝手の悪さや機動性のなさを感じていたはずだ。そうした企業ユーザーがスマートフォンを今後のモバイル・ソリューションの主役デバイスととらえていることが、利用拡大の下地となっている。



























