世界初のChrome OS搭載デスクトップPC、7月にリリース
小型シャーシやクロム・メッキ外装などが特徴的なXi3の新デバイスは魅力ある選択肢となるかハードウェア・メーカーXi3は5月20日、SamsungおよびAcerが初めての「Chromebook」を米国で発売する日が迫るなか、「Chrome OS」搭載デスクトップPC市場への自身の参入について発表を行った。
7月4日にリリースされる予定の同デバイスは、Googleの新たなLinuxベース・オペレーティング・システムを採用した最初のデスクトップ・コンピュータとなる見込みだ。Xi3によれば、Chromeデスクトップの開発は2009年に始まり、同社が特許を保有する「Xi3」コンピュータ・アーキテクチャに基づくという。
同マシンはきわめて低出力であり、わずか20ワットの電力で動作できるとXi3は説明している。価格帯はまだ明らかにされていない。
3つのボードで柔軟性を実現
Xi3の「ChromiumPC」コンピュータは、小型の立方体という異例のデザインを採用している。各部品は4インチ×3.6インチ×3.6インチ(約10センチ×約9センチ×約9センチ)の小さなシャーシに収納され、シャーシは複数のカラーから好きなものを選べる。その名称を考えればあまりに妥当だが、クロムメッキ加工も選択肢の1つだ。プロセッサはデュアルコアもしくはシングルコアの64ビットx86アーキテクチャを利用する。
コンパクトなシャーシの中身は、相互接続された3つの小さなボードからなるモジュール設計になっている。3つのボードにはそれぞれ、プロセッサおよびRAM、外部通信ポートの大部分を内蔵する一次I/Oモジュール、Ethernet/映像/電源コネクションを内蔵する二次I/Oモジュールが格納されている。
こうしたモジュール・デザインは、ChromiumPCに先立ち2010年に発表されていた「Xi3 Modular Computer」にも見られる。同コンピュータは、「2011 International CES」イベントでコンピュータ・ハードウェア分野の「Innovations Award Winner」賞にノミネートされた。
OSの選択
Xi3のモジュール・デザインにおいて、柔軟性は大きなメリットの1つとなっている。実際に、ChromiumPCにはChrome OSが同梱されるが、ユーザーが望めばほぼすべての他種OSを代わりに選択することも可能だ。
Xi3の社長兼最高経営責任者(CEO)であるジェイソン・A・サリバン(Jason A. Sullivan)氏は、「Xi3のコンピュータ・アーキテクチャは、WindowsからLinux、Unixおよびその他のオープンソース・ベースOSまで、あらゆるx86ベースOSをサポートできるよう設計されている。ChromiumPCでChrome以外のOSを動作させたい場合、コンピュータ内の3つのボードの1つを差し替えるだけで簡単に変更できる」と話した。
このようなフレキシビリティは、Linuxをはじめとする大半のフリー/オープンソース・ソフトウェアが有する特質でもあり、ChromiumPCがこの柔軟性を実現すると考えると心が踊る。かつてこれほど自由なカスタマイズが可能なPCが存在しただろうか。筆者には考えつかない。
(Katherine Noyes/PC World米国版)



























