第28回 WindowsデスクトップTips 3選
サーバ管理者必見!! “疑問”“奇問”“難問”に答えます大手企業であればキチンとしたシステム管理部門があるが、中小規模企業だとそうはいかない。ちょっとコンピュータに詳しいがゆえに「じゃ、サーバ管理やって」と命令され、途方に暮れている人もいるだろう。本連載ではWindows OSに特化し、ありがちな質問からMicrosoftのWebサイトにも掲載されていないような奇問までを取り上げ、その解決方法を指南する。サーバ管理で頭を痛めている人はぜひ参考にしてほしい。
【質問82】
Windows XPにあった「別のユーザーとして実行」がWindows Vista以降に見当たらない
[対象]Windows 7、Windows Vista
■現象
Windows XPでは、スタートメニューやWindowsエクスプローラーでプログラムやショートカットを右クリックすると、コンテキストメニューから「別のユーザーとして実行」を選択できましたが、Windows Vistaにはこのオプションが見当たりません。Windows Vistaには代わりに「管理者として実行」が追加されましたが、私がしたいのとは目的が異なります。管理者ではなく、ログオンし直すことなく、一時的に別のユーザーでプログラムを実行したいのです。
■解決
Windows XPの「別のユーザーとして実行」オプションは、Windows標準の「RunAs」コマンド(RunAs.exe)の機能をWindowsエクスプローラーに実装したシェル拡張です。

▲Windows XPの「別のユーザーとして実行」は、RunAsコマンドを呼び出すシェル拡張です
一方、Windows VistaおよびWindows 7の「管理者として実行」オプションは、「ユーザーアカウント制御(User Account Control:UAC)」の昇格を明示的に指示するためのもので、Windows XPの「別のユーザーとして実行」オプションとは性格が異なるものです。

▲Windows VistaやWindows 7のコンテキストメニューには「別のユーザーとして実行」がありません
Windows Vistaでは、「別のユーザーとして実行」のシェル拡張は廃止されました。ただし、RunAsコマンドは引き続き提供されているため、コマンドラインからであれば、ログオン中のユーザーとは別のアカウントでプログラムを実行することは可能です。
Windows 7では、「別のユーザーとして実行」のシェル拡張が復活しています。ただし、プログラムやショートカットを単純に右クリックしただけでは、コンテキストメニューには表示されません。
「Shift」キーを押しながら、右クリックしてみてください。「Shift」キーを押しながら右クリックすると、コンテキストメニューに「別のユーザーとして実行」が表示され、選択できるようになります。

▲Windows 7では「Shift」キーを押しながら右クリックすると、隠れていた「別のユーザーとして実行」が出現します
なお、マイクロソフトが無償公開しているユーティリティ集「Windows Sysinternals」には、Windows Vistaに「別のユーザーとして実行」のシェル拡張と同様の機能を復活するユーティリティもあります。ユーティリティの名前は「ShellRunas」です。「ShellRunas /reg」でシェル拡張を追加、「ShellRunas /unreg」でシェル拡張を削除することが可能です。なお、コンテキストメニューの表示名は、日本語ではなく「Run as different user」になります。
・Windows Sysinternals > ダウンロード> プロセス > ShellRunas
[URL]http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/cc300361



























