SAP、企業のデータ資産の"質"を担保する新製品を発表|IT基盤技術|トピックス|Computerworld

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IT基盤技術

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SAP、企業のデータ資産の"質"を担保する新製品を発表

データの正確性を確立し、より正確なBIレポートの作成を支援
(2011年08月02日)

SAP EIM事業開発マネージャ  坂本 環氏

 SAPは8月2日、個人、企業問わず急激なデータの増加に伴いBIレポートを作成するためのデータの"質"に焦点を当てた新製品「SAP BusinessObjects Information Steward」を発表した。同製品は、企業活動に散在する"データ"から今必要としているデータを発見、また用語やアクセス権限の定義、修正ができる。

 IDCの調査結果によると、2006年から2011年にかけて、企業で利用されているデータ量は10倍に上るという。また、2007年に生成されたデジタルデータの総量は2,810億GB、2007年から2012年にかけてのIP上のビジネス・トラフィックは年平均30%の伸長率を見せている。

 こうした状況で企業は、BIツールを導入しデータをレポート化。企業活動や経営判断に活用し始めている。しかし、SAPのEIM事業開発マネージャである坂本 環氏は「企業にとってレポート化されたデータが正確なのか、信ぴょう性は高いのか、などが課題として挙げられている」と語る。

 こうした状況に対し、坂本氏は「Data Steward」の考えや役割を紹介。Data Stewardとは、企業の共有資産としてデータの信頼性を継続的に確立、管理プロセスやセキュリティなども含めてデータの管理、保全を行う責任者、または役割の事を指す。

 今回SAPが発表したSAP BusinessObjects Information StewardはまさにこのData Stewardの役割を担う製品となる。

 同製品は、データプロファイリング、データ品質監視、メタデータ分析の機能を搭載している。まず、データプロファイリングでは、電話番号などパターンが決まっている情報などが誤っている場合など、こうあるべき内容と実態あるべき内容とのかい離が把握できる。


ソースから取り出したメタ情報を統合、関連付けができる。

 データ品質監視では、バランストスコアカードの概念を利用し、データの完成度や一貫性、時間などを軸にスコアを与え、データ品質をスコアで確認することができるなど、データの品質、パフォーマンスの確認ができる。これにより、データ品質に関する弱点の想定、特定ができる。

 メタデータ分析では、例えばあるBIレポートに表示されている、売り上げの値がどのような経緯、データテーブルから拾われてきたのかなど、データソースの分析、追跡などができる。そのほか、データの品質や変更の影響評価もできる。

 これらの機能からデータの正確性、信ぴょう性を確立することで、BIレポートの価値をより高めることができる。

 SAPは、グローバル規模での視点も取り入れ、こうしたデータの正確性や信ぴょう性の確保、担保するData Stewardの考え方、役割を取り入れることで、グローバル展開企業の情報資産の効率性を確保することができる、と語る。

 国内ではこうしたData Stewardは定着していないが、今後、SAPは同製品を通してData Stewardの考え方を定着、浸透させていきたいと語った。

(Computerworld.jp)

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