エイサーとアスース、Thunderbolt対応Windows PCを来年投入
高速データ転送技術がMacなどだけでなく、広く利用可能に米国Intelは9月14日、台湾Acerと台湾ASUSTeK Computerが来年、Intelの高速PC接続技術「Thunderbolt」を採用したWindows PCを発売することを明らかにした。現時点では、Thunderbolt対応コンピュータは米国AppleのMac製品と日本のソニーのVaio製品に限られる。
ThunderboltはIntelとAppleが開発した技術で、今年2月に発表された。ホスト・コンピュータと外部デバイス間で最大10Gbpsのデータ転送を実現する。当初はAppleにのみライセンス提供されていたが、Intelは、PCメーカーもThunderboltを利用できるようにするとしていた。
Intelは9月13日から米国サンフランシスコで開発者向けカンファレンス「Intel Developer Forum」(IDF)を開催しており、同社のPCクライアント部門のゼネラル・マネジャー、ムーリー・エデン(Mooly Eden)氏が9月14日に行った基調講演のステージで、Thunderboltを採用したWindows PCのデモが披露された。デモ機にIntel製SSDが接続され、4本の非圧縮動画が700MB/秒で転送された。
Thunderboltは、USB 3.0の代替選択肢と見られているが、対応コンピュータがMacなどに限られるため、ストレージ・ドライブなど少数の周辺機器でしかサポートされていない。AcerやASUSからThunderbolt対応のWindows PCが投入されれば、機器メーカーによる同技術の採用も拡大する可能性がある。PC世界最大手の米国Hewlett-Packard(HP)は以前、Thunderboltの採用を検討すると表明したが、その後も一貫してUSB 3.0のみをサポートしている。対応周辺機器が豊富に出回っているからだ。
Thunderboltは現在、データ転送用のPCI Expressとディスプレイ接続用のDisplayPortという2つのプロトコルをサポートしており、これはコンピュータに周辺機器をつなぐためのコネクタを減らすのに役立つ。Intelは、次世代プロセッサ「Ivy Bridge」(開発コード名)用のチップセットでThunderboltをサポートする計画だ。Ivy Bridgeは、来年前半からノートPCとデスクトップPCに搭載される見込みだ。
AcerとASUSは、Ultrabook製品の提供でIntelと提携している。 Ultrabookは、IntelがノートPCの新カテゴリーとして提唱しているもので、タブレット風の機能を持つ薄型軽量ノートPCと説明されている。来年前半に登場するIvy Bridge搭載UltrabookでThunderboltがサポートされるのかどうかについて、現時点でIntelのコメントは得られていない。
(Agam Shah/IDG News Serviceニューヨーク支局)



























