オラクル、「Oracle Database 11g Release 2」発売は9月
10月開催の「Oracle OpenWorld」コンファレンスに先駆けて発売の見込み米国Oracleは、同社の主力製品であるRDBMS「Oracle Database 11g」の次期リリースとなるRelease 2(以下、11g R2)を9月中に発売する予定だ。同製品の計画に詳しい情報筋が明らかにした。
Oracleでは、11g R2の発売に合わせて製品披露イベントを計画している。少なくとも9月29日、マサチューセッツ州ベッドフォードで開催されるイベントでは、11g R2の特徴や新機能などの詳細が顧客向けに紹介される予定となっている。
IDG News Serviceの取材に対し、同社の広報担当者はコメントを控えている。
11g R2について、Oracleではベータ・テスターに箝口令を敷くなど情報統制を徹底してきた。上述のイベント告知サイトでも、11g R2の特徴としては「コストカットの実現」や「大幅なパフォーマンス向上」など、ごく一般的で抽象的なキーワードしか挙げられていない。このサイトからは、そのほかにもグリッド・コンピューティングやストレージ管理、クラスタリングといった領域でも何らかの改善が施されることが読み取れるが、詳細は不明である。
11g R2の発売が近づいていること自体は、さほど驚くに値することではない。今年3月、Oracleの社長であるチャールズ・フィリップス(Charles Phillips)氏が決算発表電話会見の中で、「11g R2は今年の第1四半期(2009年6〜8月期)中にお目見えするだろう」という主旨の発言をしているからだ。
9月、あるいは第1四半期中のいずれの時期に発売されるにせよ、同社の年次コンファレンス「Oracle OpenWorld」に先んじて発売されることになるのは興味深いことだ。今年のOpenWorldは10月11〜15日にかけてサンフランシスコで開催されるが、本来であれば11g R2の発売を大々的にアピールするには絶好の機会だからだ。
ひとたび11g R2が発売されれば、2007年7月に発売されたOracle 11g(Release 1)を利用中の企業のみならず、Oracle 10g以前の古いバージョンを利用している企業でも、データベース製品の更新に拍車がかかるはずだ。
IOUG(Independent Oracle Users Group)の会長であるイアン・アブラムソン(Ian Abramson)氏も、最新のブログ投稿で同じ意見を述べている。IOUGは11g R2のベータテスト・プログラムにも参加していた。
アブラムソン氏は、「『経験の浅いデータベース管理者と、ベテラン管理者を見分ける方法』という古いジョークがある。新しいバージョンのデータベース製品が届いたときに、すぐそれをインストールしようとするのが経験の浅い管理者、CD-ROMをほうり捨ててRelease 2が届くのを待つのがベテラン管理者――というやつだ」と述べている。
「悲しいことに、このジョークはある程度の真実をはらんでいる。実際、最新製品が出てもRelease 2が出るまではインストールを控えるという企業が多い。それゆえにOracle 11g R2が発売された段階で、企業は新製品導入を検討し始めるはずだ」(アブラムソン氏)。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)



























