オラクル、RDBMS新版「Oracle Database 11g R2」をリリース
RACやストレージ管理機能を強化米国Oracleは9月1日、RDBMS新版「Oracle Database 11g Release 2」(以下、11g R2)をリリースした。11gとしては、2007年7月のRelease 1発表以来、初のアップグレードとなる。
同社データベース製品管理担当バイスプレジデントのマーク・タウンゼンド(Mark Townsend)氏によると、11g R2の開発には延べ1,500人の技術者/テスターが投入されたという。
Oracle Databaseの主要機能の1つにRAC(Real Application Clusters)があるが、これはコモディティなハードウェアで構成されるクラスタにデータベースの負荷を分散して割り当てることで、信頼性を高めるというものだ。このシステムは、サーバを追加することでスケールアップも可能である。
Oracleのホワイトペーパーによると、11g R2では、さまざまなアプリケーションの負荷を特定グループのサーバ・ノードに容易に割り当てられるようになった。特定のノード・グループに追加の処理能力が必要なときは、負荷が割り当てられていないノードや負荷の低いノードがそこに割り当てられるというわけだ。
また、非ミッション・クリティカルなアプリケーション向けに、「Oracle RAC One Node」と呼ばれるオプションも追加されている。
さらに、ストレージ管理機能の「Automatic Storage Management」もアップグレードされた。「インテリジェントなデータ配置方式により、あまり使われないデータはディスクの内側に、より頻繁に使われるデータはディスクの外側に配置することで、パフォーマンスを改善した」というのが、Oracleの説明である。
そのほかの改善点としては、データ・パーティショニング機能の強化によって大きなデータ・セットの管理が容易になった点が挙げられる。また、アプリケーションのアップグレードをオンラインで実行できるようにもなっている。
こうした11g R2の新機能の多くは、Enterprise Editionライセンスに含まれている。同ライセンスの価格は1プロセッサ当たり4万7,500ドルだ。RAC One NodeについてはRACと同様にオプションで提供される(価格は未定)。
「11g R2により、10g以前のバージョンを使用している顧客が11gに移行することを期待している」(タウンゼンド氏)
11g R2は当初、Linux版のみが提供される。Solarisなど主要なUNIXプラットフォームのサポートは年内に追加される見通し。その後、Windows版も提供される予定だが、その日程は明らかにされていない。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)



























