オラクル、R言語対応の「Oracle Advanced Analytics」を発表
オープンソースの統計解析言語「R」に対応した新ソフトウェア米国Oracleは2月8日、同社のソフトウェア/ハードウェア・アプライアンスおよびデータベース製品と、オープンソースの統計解析言語「R」とを連携させる新製品「Oracle Advanced Analytics」を発表した。R言語は学術研究向けに開発されたが、現在ではIT企業でもその存在感を拡大しつつあることから、Oracleは同分野での知名度を上げる狙いだ。
Advanced Analyticsは「Oracle R Enterprise」および、既存の「Oracle Data Mining」モジュールから構成される。RDBMS「Oracle Database 11g」のオプションとしても提供されており、1プロセッサあたりのライセンス価格は2万3,000ドル。Oracle Data Miningの販売は打ち切られ、Advanced Analyticsが継承する。
Oracleによると、R Enterpriseを利用すれば、11gデータベースに保存された情報に、R言語で書かれた既存のスクリプトや統計モデルを応用することができる。同社のデータ・マイニング・アルゴリズムや、OLAP(OnLine Analytical Processing)キューブなどもR言語と統合され、Rスクリプトは標準的なSQLを用いて呼び出すことができる。
同時に、大規模なデータ処理において、R言語と11gおよび「Hadoop」(オープンソースの分散並列処理フレームワーク)が相互に統合されたことにより、R言語のプログラマは1つのスクリプトだけで複数の異なる環境に展開することができるという。ソフトウェアとハードウェアを統合したアプライアンス製品「Oracle Big Data Appliance」もそのひとつだ。
またOracleのBI(Business Intelligence)スイートや、Exalytics In-Memory Applianceを通じて、Advanced Analyticsのモジュールが出した結果にアクセスが可能だ。
同社のデータ・ウェアハウジング製品管理担当副社長、ジョージ・ランプキン(George Lumpkin)氏によると、OracleはR言語の管理/運用機能を簡素化したという。同氏は「データを複数の場所に移動する代わりに、ひとつのサーバで管理し、セキュリティ・ポリシーもひとつにまとまる。データ・ソースを統合する利点が全て揃っている」と述べた。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)



























