仮想マシンのバックアップ 〜Hyper-Vのライブバックアップとは?〜 |システム/アプリケーション統合|トピックス|Computerworld

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システム/アプリケーション統合

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【仮想化の教室 第11回】

仮想マシンのバックアップ 〜Hyper-Vのライブバックアップとは?〜

仮想化技術のすべてをここで学べる!
(2009年09月29日)

 仮想マシンのメリットは、基本的にファイルベースであること。オフラインの仮想マシンは、簡単に複製したり、移動したりできる。Hyper-Vには、実行中の仮想マシンをオンラインのままバックアップ(ライブバックアップ)できる機能がある。今回は、Windows Server 2008標準のバックアップツール「Windows Serverバックアップ」を使用した、Hyper-V仮想マシンのライブバックアップを紹介しよう。

ファイルベースの仮想マシンは コピーするだけでフルバックアップが完了!

 物理コンピュータと仮想マシンの最大の違いは、ハードウェアとの関係にある。仮想マシンのゲストOSは、物理的なハードウェアには拘束されず、実行場所と関係なく、抽象化された同じハードウェア環境を利用する。

 仮想マシンのハードウェア構成は、単なるファイルベースの定義であり、記憶域はホスト上のファイルシステムに格納された単純なファイルになる。

 オフラインの仮想マシンはファイルの“集まり”でしかないため、そのファイル群のバックアップコピーを作成するだけで、物理コンピュータで言うところのフルバックアップが完了する。

 ホストのファイルシステムやネットワーク上のファイル操作でコピーや移動が簡単にでき、同じ仮想化テクノロジーであれば別のハードウェア上でも実行できる。この可搬性の高さが、仮想マシンの大きなメリットの1つだ。

 それでは、Windows Server 2008のHyper-Vのファイル構成を例に見ていこう。Hyper-Vの仮想マシンは、次の拡張子を持つ5種類のファイルで構成される。そして、このうち、最低でも「.xml」と「.vhd」があれば仮想マシンとして機能する。

.xml:仮想マシンのハードウェア構成(BIOS設定を含む) .vhd:仮想ハードディスク。容量固定の場合は割り当てたディスクサイズ、容量可変の場合はゲストOSが書き込んだサイズになる .avhd:スナップショット作成後のディスクの差分が書き込まれるファイル(容量可変タイプのVHD) .bin:仮想マシンの状態保存時に、実行中のメモリ状態を保持するファイル。仮想マシンに割り当てたメモリ容量と同サイズになる .vsv:仮想マシンの状態保存時に、デバイスの状態を保持するファイル。20〜50MBのサイズになる

 これらのファイルは、仮想マシンがオフラインであれば、ホスト上でのファイル操作でコピーすることができる。少なくとも、.vhdをコピーすれば、新たな仮想マシンにアタッチすることで、簡単に仮想マシンの複製を作成することが可能だ。

 Hyper-Vでは、バックアップまたは別のホストへの移動のためのエクスポート機能を利用できる(画面1)。この機能を利用すると、仮想マシンのハードウェア構成、VHD、スナップショットや差分VHDの親子関係、保存された状態を含めて、安全にコピーを作成できる。

画面1● Hyper-Vでは、仮想マシンの構成ファイル、VHD、スナップショット、保存された状態をすべて含めて、仮想マシンをファイルにエクスポートできる

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