クレオ、中堅向けERP「ZeeM」にSMBパッケージやSaaSモデルを追加
「決算開示短縮パック」や「SaaS販売モデル」などを順次提供開始国産ERPベンダーのクレオは6月20日、同社の中堅企業向けERP製品「ZeeM」シリーズにおいて、SaaS(Software as a Service)モデルやSMB(小・中規模企業)向けに最適化したパッケージ製品など5つの製品/サービスを追加すると発表した。7月から順次提供を開始する予定だ。
発表されたのは、パッケージ製品である「決算開示短縮パック」「パートアルバイトマネージメントパック」「スリムパック」の3製品と、「SaaS販売モデル」「アウトソーシングサービス」という2つの新サービスだ。
決算開示短縮パックとパートアルバイトマネージメントパックは、従来から提供している中堅企業(300億〜500億円規模)向けのZeeMシリーズ「会計」および「人事給与」をそれぞれ拡張したものである。決算開示短縮パックは、ZeeM会計で処理した決算データを他社製決算開示書類作成システムと連動させて、金融庁や証券取引所とのスムーズなデータ連携を実現する。
また、パートアルバイトマネージメントパックは、パート/アルバイトを多く採用している業種向けに、ZeeM人事給与の就業管理機能やシフト管理機能などを特に強化したものだ。価格はそれぞれ数百万円から数千万円としている。
スリムパックは、中堅企業向けに提供しているZeeMの機能を絞り、SMB向けに低価格化を図ったり、導入を容易にしたりした点が特徴となる。クレオのプロダクト事業部 事業部長、林森太郎氏によれば、通常のパッケージ製品に比べて50〜60%の価格帯に抑えたという。
一方、SaaS販売モデルは、ZeeMシリーズをWebサービスとして提供するもの。まずは小規模企業をターゲットに提供を開始し、段階的に中堅・大規模企業向けとしてサービスを拡張していくとしている。
アウトソーシングサービスでは、ZeeM製品のほかに顧客のインフラを丸ごと預かり、OS/データベース/ZeeM製品などのパッチ適用やシステム・メンテナンスなどをすべて代行する。主として大企業をねらったサービスである。クレオは、こうした一連の新製品/サービスによる売上げとして、年間10億円以上を目標に掲げている。
同社の代表取締役社長、土屋淳一氏は、「現在、日本のSIerは転換期にある。いまだ受託開発が中心である日本においてパッケージ製品は大きく伸びる余地があり、当社としては今後、ZeeMを核としたパッケージ・ビジネスに注力していく」と強調した。
(山上朝之/Computerworld)



























