ローソン、人事管理SaaSのエンワイゼンを買収へ
「ローソンの人事ソフトはオラクル製品よりも機能面で優位に立つ」とローソン幹部米国Lawson Softwareは12月20日、人事ソフトウェア・ベンダーの米国Enwisenを7,000万ドルで買収し、人事ソフトウェア事業を強化すると発表した。買収手続きは12月31日までに完了する見通しだ。
EnwisenはSaaS(Software as a Service)スイート「AnswerSource」を提供している。このスイートには、ナレッジ・ベース(従業員にパーソナライズされた人事関連情報を提供する)、ケース・マネジメント・アプリケーション(顧客サービス担当者がナレッジ・ベースを利用することを可能にする)、入退社支援ソフトウェア・パッケージ(新入社員と退社する社員を支援する)などが含まれる。
Enwisenのソフトウェアは現在、米国Microsoft、米国Comcast、日産など約260社で使われている。
Lawsonの人的資本管理担当上級副社長、ラリー・ダニバン(Larry Dunivan)氏は、「Enwisenのソフトウェアのパーソナライズ機能により、従業員は人事ポリシーに関連する情報を効率よく利用できる」と述べている。
例えば、企業が7つの福利厚生プランを提供しているが、ある従業員がこのうち2つのプランの利用資格しか満たしていない場合、Enwisenのソフトウェアでは、この従業員が利用申請手続きを行うと、その2つのプランについてのみ説明が表示されるため、大量の情報を読み比べる必要がないと、ダニバン氏は説明した。
また、米国Constellation ResearchのCEO兼主席アナリスト、レイ・ワン(Ray Wang)氏は、入社時の手続きのサポートは、人事システムの運用上、非常に手間がかかる業務だと指摘した。Enwisenのソフトウェアにより、企業の人事部門は新入社員の質問に答える時間とそれに伴うコストを節約できるという。
かねてよりLawsonはEnwisenと提携関係にあり、Enwisenの製品を再販している。Enwisenの技術はLawsonの「Human Capital Management」スイートに統合されるが、Enwisenのソフトウェアは単体でも提供される。
Enwisenの買収によってLawsonの人事ソフトウェアは、米国Oracleの製品など、競合するソフトウェアよりも機能面で大きく優位に立つだろうと、ダニバン氏は語った。なお、米国OracleもEnwisenと提携しているという。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)



























