IBM、小売業界向けの新フレームワーク「RIF」を発表
SOAを介してIBMの小売業向けアプリと他社業務アプリとの連携を実現米国IBMは1月9日、同社の小売業界向けアプリケーションと他社の業務アプリケーションとの連携を実現する新フレームワーク「Retail Integration Framework(RIF)」を発表した。
RIFは、SOA(サービス指向アーキテクチャ)ベースのデリバリー・メカニズムとして、同社が提供する(1)マルチチャネル・リテイリング、(2)商品化とサプライ・チェーン、(3)POSと在庫管理を中心とした総合店舗統合、(4)小売業向けビジネス・インテリジェンス、の4つの小売業界向けソリューションをサポートする。
IBMの産業ソリューション担当ディレクター、パトリック・ギブニー(Patrick Gibney)氏によると、ISVパートナーがRIFをサポートすることで、顧客企業はSOAを介して上記4つのソリューションにアクセスできるようになるという。
「例えば、IBMの小売業向けソリューションとOracleのアプリケーションを統合する必要が生じた場合、RIFを利用することで、高い品質を維持しながら迅速に統合することが可能になる。またその際、他社のベスト・プラクティスの利点を生かすこともできる」とGibney氏は強調する。
そのほかRIFは、小売市場に対応し、顧客サイト内における異機種環境の統合を実現するビジネス・プロセス管理(BPM)機能も提供する。
Gibney氏は、「RIFは、モデリング、組み立て、稼働、監視、管理といったBPM機能を提供することができる」と説明しているが、導入時にはユーザーのシステム環境に合わせて一定のカスタマイズを行う必要があるため、簡単に導入できるものではないとも付け加えている。
またGibney氏は、RIFが製品ではないという点も強調している。米国の調査会社AMR Researchで小売業界担当バイスプレジデントを務めるロブ・ガーフ(Rob Garf)氏も、「RIFは製品ではなく、WebSphereやTivoli、Rationalなど、IBMの各種主要資産の導入を促すプラットフォームだ」と指摘している。
小売業界では、自前のソリューションを開発するのではなく、パッケージ・アプリケーションを導入する動きが広がっている。Garf氏によると、RIFは、現在出荷されている先進的なパッケージ・アプリケーションを利用できるようにするとともに、レガシー・アプリケーションとの統合もサポートするという。
なお、RIFは、IBMが提供するさまざまな技術との連携を実現するためのガバナンス構造を提供するため、「小売業界がIBMから離れられなくなるという側面もある」とGarf氏は指摘している。
RIFは、IBMがすでに提供している小売業向け統合フレームワーク「IBM Store Integration Framework」の拡張ソリューションとして、現在、同社のWebサイトから入手可能となっている。
(Ephraim Schwartz/InfoWorld米国版)





















