Bluetooth 4.0規格、承認される――年内には対応デバイスの登場も
真っ先に実装するデバイスは、ラップトップPCやスマートメーターになりそうBluetooth Special Interest Group(SIG)は7月7日、省電力ワイヤレス・ネットワーキング規格である「Bluetooth 4.0」を承認したことにより、スマートメーターやラップトップPCといった同技術を利用するデバイスが2010年後半から市場に出回り始めるだろうと話した。
Bluetooth 4.0規格に準拠したチップに対する厳正なテスト過程を経て、同技術のチップおよびデバイスへの実装を承認し、ライセンス許可を出すことにしたと、規格策定団体Bluetooth SIGの常務取締役であるマイク・フォーリー(Mike Foley)氏は述べている。企業は今後、同規格を採用したデバイスの設計および製造を正式に始めることができる。
Bluetooth 4.0は、2009年に策定された前バージョンBluetooth 3.0ワイヤレス技術を更新したもの。新標準には、短距離間で少量のデータをやり取りする際の低出力規格が追加されている。また、Bluetooth 3.0から登場した高速データ転送機能も引き続き含まれる予定だ。同機能は、デバイスにWi-Fi 802.11ネットワークを使用させ、最高25Mbps(メガ毎秒)でのデータ転送を可能にする。
フォーリー氏は、バージョン4.0は時計やスマートメーター、万歩計といった、ボタン電池で動くガジェットに実装される可能性のある初めてのBluetooth技術だと語った。最終的には、ラップトップPCやスマートフォンにBluetooth 4.0が搭載され、ガジェットからデータを収集できるようになると考えられる。こうした利用形態は、健康状態やエネルギー利用状況の監視に有効だとフォーリー氏は主張している。
カメラなどのガジェットに無線機能を実装し、ほかのデバイスと通信できるようにする傾向はいまだ健在だ。Wi-Fiのような接続を維持する技術は、デバイスのバッテリ寿命に影響を及ぼす。その点、Bluetooth 4.0は、近接するデバイスどうしがあまり電力を消費せず、ちょっとした情報をやり取りするのには最適だ。
市場にはBluetooth 4.0と競合する可能性のあるワイヤレス技術がほかにも存在する。例えば、「Nike+iPod Sport Kit」はプロプライエタリ技術を利用し、Nikeの靴に埋め込まれたセンサーからAppleの「iPod」および「iPhone」デバイスへ少量の情報を送っている。一方6月後半には、MonsterがZigbee Allianceの低出力ワイヤレス・ネットワーキング規格を使用し、テレビと通信できる「Vision Max 3D Glasses」を発表した。
Bluetooth SIGにはIntel、Lenovo、Microsoft、Motorola、Nokiaといった世界中の企業が加盟しており、会員数は1万3,000を超えている。
(Agam Shah/IDG News Serviceニューヨーク支局)



























