アバイアとスカイプ、企業向けの低コストVoIPソリューションで提携
アバイアの米国顧客に幅広いコミュニケーション/コラボレーション機能を提供へ米国AvayaとルクセンブルクのSkypeは9月29日、IP通信により国際音声通話コストを削減できる「Skype Connect」サービスをAvayaの顧客企業に提供することで提携したと発表した。
また、AvayaとSkypeは、大企業に幅広いコミュニケーション/コラボレーション機能を提供し、AvayaのエンドユーザーとSkypeのユーザーがプレゼンス技術やインスタント・メッセージング(IM)、音声、ビデオ会議でやり取りできるようにすることも計画している。両社は、こうしたサービスを利用すれば、企業のコールセンターは顧客からの問い合わせに効率的に対応できるだろうと述べている。これらのサービスは、2011年後半から始まる提携の第2段階で提供される。
Avayaの上級副社長、アラン・バラーツ(Alan Baratz)氏は、今回の提携によって両社の顧客に共通のユーザー・エクスペリエンスが提供されると語った。またSkypeのSkype for Business担当ゼネラル・マネジャー、デビッド・ガール(David Gurle)氏は、 Avayaとの提携は、米国の大企業に対するSkype Connectの普及拡大の足がかりになるだろうと述べた。
提携の第1段階では、Avaya製品によるIPベースの企業通信システムを介してSkype通話が行えるようになる。Avayaの「Aura Session Manager」、「Aura SIP Enablement Server」、「CS 1000」、「IP Office」、「BCM」システムとSkypeサービスとの間でSIP(Session Initiation Protocol)チャンネルがセットアップされる。これらAvaya製品の米国の顧客企業は、Skype Connectを使って国際通話が低コストでできるようになり、その一方で、Avayaシステムのエンタープライズレベルのセキュリティ機能の恩恵を受ける。
また、提携によるこの新サービスでは、世界のSkypeユーザーからAvayaの米国の顧客企業への着信が無料か低コストでできるようになり、Avayaの機器でさまざまなコラボレーション機能が提供される。例えば、新サービスを利用する企業は、Skype Click & Callボタンを自社のWebサイトに追加し、自社の顧客が顧客対応センターにSkypeで電話をかけられるようにするといったことが可能だ。
Avayaとチャネル・パートナーは10月から、Skype Connectに関心を持つ米国の顧客企業からの問い合わせに対応する。
Avaya IP Officeを使っている中小企業は、「Skypeにアクセスできるようになって大喜びだろう」と、英国Analysys Masonのアナリスト、スティーブ・ヒルトン(Steve Hilton)氏は語った。「国際通話料金を節約できるうえ、Avayaの電話システムに統合されたWebカムによるビデオ・コミュニケーションも利用できる」
米国Yankee Groupのアナリスト、ズース・カーラバラ(Zeus Kerravala)氏は、SkypeとAvayaの提携は、近くリリースされる「Avaya Desktop Video Device」とそのユーザー・インタフェース「Flare」の価値を高めるだろうと指摘した。「この提携により、Skypeのプレゼンス情報やVoIPが、このFlareタブレットで表示、利用できるようになる」(同氏)。
また、カーラバラ氏は、この提携で、IPスイッチング・ベンダーとしてのAvayaの信頼が高まるだろうとも話している。
(Matt Hamblen/Computerworld米国版)






















