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Infoblox、SMB向けIPアドレス管理ツールをリリース

Microsoft製DNS/DHCPサーバ環境でのIP一括管理が可能に
(2008年01月18日)

 IPアドレス管理ツールを提供するInfobloxは1月18日、Microsoft製のDNSサーバやDHCPサーバを用いる環境でIPアドレスの一括管理を可能にするツール「Infoblox IPAM WinConnect」日本語版を提供開始した。

 Infobloxは、DNS(Domain Name System)管理、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)管理、RADIUS(Remote Authentication Dial-In User Service:ダイヤルアップ・ユーザー向けの認証システム)管理、そしてIPアドレス管理を統合するアプライアンス製品のベンダーである。米国サンフランシスコに本社を構え、米国のほか、欧州、アジアでも営業展開を行う。米国IDCの調査によると、同アプライアンス市場での世界シェアは41%に達するという。

 同社が従来から提供していた製品は、個別に配置/運用されることが普通のDNSサーバやDHCPサーバを、同一のOS/データベース上で管理できるようにするもの。ただし、UNIX/Linuxベースのサーバ環境を対象とする製品であるため、Microsoft製のサーバを利用する企業には対応していない。

 また従来製品は、同社がターゲットとしていた大企業に主に提供されてきた。しかし、より大きな市場を築いているSMB(小・中規模企業)では、Microsoft製サーバを導入している場合がほとんどである。新製品はこれらSMBをターゲットに投入されるという。

 今回、日本語版の提供が始まったIPAM WinConnect(IPAMは、IPアドレス管理という意味)は、Microsoft製のDNSサーバやDHCPサーバを持つ環境において、IPアドレスの統合管理や、そのモニタリングなどを可能にする。従来、複数のMicrosoft製DNS/DHCPサーバを一元管理することは不可能であったが、同製品ではそれが可能になる。また、既存の環境にそのまま実装できるため、同製品の導入に大がかりなリプレースをする必要はなく、コストを抑えられるという。


Infobloxシニア・セールス・マネジャー 能地將博氏

 新製品の説明にあたった、同社シニア・セールス・マネジャーの能地將博氏によると、同製品を用いることで、ユーザー企業は社内における全IPアドレスの使用状況が一元的かつリアルタイムに把握でき、設定変更もすぐに行えるようになるという。また、固定IPを使用している場合でも、離れた拠点を持つ環境への適用が可能であるほか、Microsoft製品以外のデバイスのIPアドレスも管理できるとしている。

 全体の状況が一目で分かる画面設計も特徴だ。IPアドレスの監査およびリポーティング目的での利用にも適しており、コンプライアンスを推進するための一手段にもなりそうだ。


IPAM WinConnectの導入構成

 同製品を導入するには、社内の1つのMicrosoft製DNS/DHCPサーバに、Connecterと呼ばれるソフトウェアをインストールし、IPAM WinConnectを接続するだけでよい。このサーバが他のMicrosoft製サーバと自動シンクロするとともに(15台までシンクロ可能)、IPAM WinConnectを介してMicrosoft製品を用いない環境もサポートする。

 IPAM WinConnectは4つのアプライアンス(Infoblox-250/同550/同1050/同1550)で構成される。それぞれ管理できるIPアドレスの数が異なり、Infoblox-250では500〜2,000、同1550では1万〜10万となっている。

 参考価格は、Infoblox-250(500アドレスを管理する場合)で71万9,000円。国内の代理店を通して販売される。

 発表に際し、同社取締役社長の岡田卓也氏は、IPアドレス関連製品の市場の今後について、「モバイル端末や無線LAN環境の拡大によって、個人がIPアドレスをたくさん持つようになり、それに伴ってより多くの“IPの入れ物”(管理体制)が必要になってきた。この状況に、当社の技術が貢献することになるだろう」と語った。

(高山哲司/Computerworld)

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