Windows 7 SP1を効率よく社内展開するには[後編]|システム脆弱性|トピックス|Computerworld

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【解説】Windows 7 大量展開シリーズ 第一弾

Windows 7 SP1を効率よく社内展開するには[後編]

WSUSによるWindows 7 SP1の大規模展開
(2011年04月26日)

 「前編」では、正式提供が開始された「Windows 7 Service Pack(SP)1」のメリットと、その展開方法の1つである「Windows Server Update Services(WSUS)」の詳細、環境構築手順を紹介した。「後編」となる今回は、前回構築したWSUS環境を活用して、Windows 7クライアントにSP1を効率よく展開するための具体的な手順を解説する。

WSUSによる更新プログラムの管理方法

 Windows Server 2008 R2などに標準搭載されている「Windows Server Update Services」(以下、WSUS)は、Windows OS(オペレーティングシステム)を搭載するコンピュータに、最新のマイクロソフト製品の更新プログラムを容易に展開できるシステム管理者向けのソリューションだ。WSUSの環境を構築することで、「Microsoft Update」でリリースされた更新プログラムを、社内のコンピュータに一括配布できるようになる。

 WSUS環境の構築、および初期設定の手順は「前編」で紹介した。今回は、いよいよ社内ネットワークに存在するWindows 7クライアントに、SP1を一括適用するための具体的な手順を解説する。

WSUSで管理できるカテゴリ

 WSUSでの更新プログラムの管理は、「サーバーマネージャー」の「Windows Server Update Services」ノードを展開すると表示される「Update Service」から行う。「Update Service」を展開すると、WSUSで管理できるカテゴリが表示される。管理できるカテゴリには、以下のようなものがある。

[更新]:ダウンロードした更新プログラムを確認できる。また、更新プログラムを展開するために必要な承認や適用先の指定、更新プログラムの状態なども確認できる。

[コンピュータ]:WSUSの管理対象となっているコンピュータを確認できる。また、グループを作成すれば、グループ単位で管理することも可能。

[ダウンストリームサーバ]:組織内に複数のWSUSを構築している環境で、このWSUSから更新プログラムをダウンロードしている場合、接続しているWSUSの状態を確認できる。

[同期]:Microsoft Updateサーバや組織内に配置した別のWSUS(アップストリームサーバ)から更新プログラムのダウンロードできる。また、ダウンロードの結果も確認できる。

[レポート]:更新プログラムの情報や状態、コンピュータの状態や更新プログラムの適用状態、同期の結果に関する各種レポートを表示できる。

[オプション]:「Windows Server Update Services設定ウィザード」で設定した項目を変更できる。不要な更新プログラムを削除する「サーバークリーンアップウィザード」など、メンテナンスに必要な機能も実装されている。

SP1の展開に必要なWSUSの設定

 SP1を展開する前に、サーバーマネージャーを起動して、SP1を展開するために必要な更新プログラムが「Microsoft Update」からダウンロードされているかどうかを確認しておこう。サーバーマネージャーの「Windows Server Update Services」→「Update Service」→「同期」を選択すると、中央ペインにWindows Updateサーバとの同期状態が表示される。

 同期が成功している場合は、中央ペインの「結果」列に「成功」と表示され、「新しい更新プログラム」列でダウンロードした更新プログラムの数を確認できる(画面8)。

画面8:Windows Updateサーバとの同期結果

 また、「Windows Server Update Services」→「Update Service」→「更新」→「すべての更新プログラム」を選択すると、中央ペインにダウンロードした更新プログラムの一覧が表示される。更新プログラムを「状態別」に表示したい場合は、中央ペインの上部にあるプルダウンメニューから表示させたい承認状態や適用状態を選択して、「最新の情報に更新」をクリックすればよい(画面9)。

画面9:「未承認」の更新プログラムを表示した状態

 「未承認」の更新プログラム一覧に「Windows 7 Service Pack 1(KB976932)」と「Windows 7用更新プログラム(KB976902)」が確認できる。「KB976902」は、SP1に必須の更新プログラムだ。

 下の図2は、WSUS環境でコンピュータに更新プログラムを展開するまでの流れを示したものになる。以降では、各項目の準備を順番に解説していこう。

図2:WSUSによる更新プログラム配信の流れ

 

 

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