ハイテク技術が支えるクリスマス・イルミネーション・ショー
高度なコンピュータとネットワークで高速なアニメーションとBGM同期を実現クリスマス・シーズンには、さまざまなテーマパークや観光スポットで、きらびやかなイルミネーション・ショーが行われている。こうした幻想的な風景の裏には、高度なコンピューティング技術が活用されていることをご存じだろうか。今回は、米国でも指折りのイルミネーション・ショー「Fantasy in Lights」の舞台裏を覗いてみよう。
Carolyn Duffy Marsan/Network World米国版
子どもたちをミニバンに乗せて、ホット・ココアを入れた魔法瓶とクッキーを用意し、クリスマス・イルミネーションを眺めながらドライブする。クリスマス・シーズンのささやかな楽しみの1つだ。
こうしたクリスマス・イルミネーション(ニューヨークのロックフェラーセンターのクリスマスツリーや、シカゴのマグニフィセント・マイル・ライト・フェスティバルのような)のほとんどは、電気仕掛けの壮麗なショーではあるが、基本的にはさまざまな色の光を点滅させるだけのものだ。
しかし中には、コンピュータを駆使して、無粋なコンピュータ・オタクをもクリスマス気分にさせるイルミネーション・ショーが幾つかある。
ディズニーのテーマパークを除けば、米国で最も大規模で洗練されたクリスマス・イルミネーション・ショーの1つは、ジョージア州パインマウンテンのリゾート施設キャラウェイ・ガーデンズで行われている「Fantasy in Lights」だ。
このショーは、音楽やナレーションに合わせて輝く800万個のライトを使ったもので、森の中の観光道路をとおりながら楽しめるようになっている。行進するホシガラスや泳ぐ白鳥などが登場するこのショーでは、ライトを明滅させたり、アナログ調光器でライトの明るさを変化させたりするために、コンピュータ化され、強力なネットワーク・プロトコルを使用したショー・コントローラが使われている。このコントローラは携帯電話ほどの大きさで、GPS技術を用いてライトと音楽を同期させる機能を持つものもある。
Fantasy in Lightsでは、「Jolly Trolley」(観光用のトロリー)か自分の車に乗って、「Snowflake Valley」(雪の谷)、「Magical Christmas Garden」(魔法のクリスマスガーデン)、「Santa's Workshop」(サンタのワークショップ)といった12のシーンを順に観ていく。ハイライトは、「Twas the Night Before Christmas」と「The Nativity」という有名なクリスマスの物語をテーマにしたシーンだ。
Fantasy in Lightsショーは17年にわたって行われており、毎年クリスマス・シーズンには15万人以上の来訪者を集める。
























