RIMとNTP、無線メッセージ伝送技術の特許侵害訴訟で和解|IT業界動向|トピックス|Computerworld

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RIMとNTP、無線メッセージ伝送技術の特許侵害訴訟で和解

(2005年03月17日)

 BlackBerry無線メッセージ端末およびソフトウェアで知られるカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)は、米国の知的財産保有会社NTPとの特許侵害訴訟に決着をつけた。両社は3月16日に発表した。

 両社間の法的係争すべてを解決するための和解条件の一部として、NTPとRIMはライセンス契約を結ぶ。その契約条件は数週間以内に最終化される予定だ、とRIMは声明で述べている。

 NTPは、トム・キャンパナ氏が開発した無線通信方式のために取得した特許の受け皿として設立された会社。NTPが同社の特許をRIMのBlackBerryが侵害しているとして米国連邦裁判所に起こした訴訟で、RIMは一審でも二審でも有罪とされていた。

 問題の特許群の対象には、BlackBerry端末だけではなく、RIMが企業に販売している、モバイル・ワーカーがファイアウォール内の社内電子メールにアクセスできるようにする無線電子メール・ソフトウェアも含まれる。その概念は「電子メールのプッシュ」と呼ばれるもので、ユーザーが会社のネットワークにアクセスして自分宛ての電子メールをまとめて取り出しするのではなく、会社の電子メール・サーバが電子メールを到着したそばから無線機器に送る。

 2002年に、バージニア州東部地区の米国連邦地方裁判所の陪審は、NTPが保有している特許技術をRIMが故意に侵害したと認定し、賠償金を課す評決を下した。また、連邦地裁は、控訴結果が出るまで、米国内でのBlackBerry端末とソフトウェアの販売の販売を差し止めた。

 米国連邦控訴裁判所は昨年12月に、一審の有罪判決を支持したが、特許請求範囲についての解釈のうちの一件については問題があるとして地裁に差し戻し、販売差し止めは取り消していた。

 RIMの声明によると、同社は今回、NTPに和解金4億5000万ドルを支払うほか、ライセンス料を今後支払い続けることに合意した。RIMは、4月5日に予定している同社の第4四半期決算の記者会見までは、この和解について追加コメントしないとしている。

 NTPの代理人を務めているウィリー・レイン&フィールディング法律事務所の弁護士、ジェイムズ・ウォレス氏は、これでNTPは、電子メール・メッセージの無線伝送に関わっているその他の企業とのライセンス契約の締結に焦点を合わせることになると語った。

 RIMは、成長し続けている無線電子メール端末市場のリーダーで、200万人のユーザーがいるが、NTPは米国の携帯電話市場全体にも狙いを付けている。携帯電話が電子メール・メッセージ形式にされたデータに無線アクセスするかぎり、NTPの特許がカバーしている技術を使用していることになる、とウォレス氏は述べた。さらに同氏は、「市場全体が電子メールをプッシュ送信するようになってきている。これは氷山の一角にすぎない」としている。

(Originally reported by Tom Krazit and Laura Rohde, IDG News Service 03/16/2005)

(IDG News Service)

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