グーグル・フランス、検索キーワード広告の商標侵害訴訟で二審も敗訴|IT業界動向|トピックス|Computerworld

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グーグル・フランス、検索キーワード広告の商標侵害訴訟で二審も敗訴

(2005年03月18日)

 米国グーグルのフランス法人は、同社のAdWords(アドワーズ広告)サービスでのスポンサー付きリンク広告表示によって商標を侵害されたとしてフランスの旅行代理店が訴えていた訴訟で、一審に続き控訴審でも敗訴した。

 フランスのベルサイユの控訴裁判所は3月10日、原告のリュトスィエルとヴィアティクムの主張を認めた一昨年(2003年)10月の一審判決を支持し、グーグル側の控訴を棄却した。一審でグーグル・フランスは、両社が商標を有しているフレーズをを検索キーワードにした検索結果の隣に広告を表示させることを禁じられ、罰金7万5000ユーロと訴訟費用を支払うよう命じられていた。

 グーグルの検索エンジンを利用する人は、検索結果の隣にターゲット広告を目にする。グーグルのAdWords(アドワーズ広告)サービスでは、広告主が自社のメッセージを表示させたい検索キーワードを選択できるようになっており、広告主が選択する語句に競合企業の社名やブランド名が含まれる可能性がある。

 この訴訟で、リュトスィエルとヴィアティクムは、グーグルが両社の競合会社からグーグルが金を受け取って、両社の商標である「bourse des vols」と「bourse des voyages」(意味は「航空便の取引所」と「旅の取引所」)の検索結果の隣に競合会社の広告を表示させていることに異議を申し立てた。

 両社以外にも複数のフランス企業が、この商行為を問題としてグーグルや他の検索エンジン事業者を訴えている。たとえば、LVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)グループは、グーグルを相手取った類似の訴訟で今年2月に勝訴した。ヤフーのスポンサー付き検索結果表示サービス子会社オーバーチュアも、フランスのホテルチェーンの仏アコール(Accor SA)から、同ホテル・ブランドに対する検索結果の隣に競合他社の広告を表示したかどで訴えられ、今年1月に敗訴している。

 グーグルはまだ、敗北を受け入れようとはしていない。LVMHとの訴訟では控訴するかどうかを検討中であり、旅行代理店との訴訟でも上告を検討している、とグーグル・フランスの広報担当者ミリアム・ブーブリル氏は述べている。

 フランスの法律では、ある会社の製品に対するインターネット検索に対して別のメーカーの製品の情報を返す行為は、偽造に等しいと見なされている。

 ブーブリル氏は、フランスの法律はまだ技術の進歩に対応しておらず、グーグルが行なっているようなインターネット・ビジネスは灰色の領域に入れられたままで、まだ立法者たちはそれらについて検討したこともない、と語っている。

 このほか、米国では、保険会社のGEICOが、同社名に対応したスポンサー付きリンク広告の販売が同社の商標侵害に当たるとして、グーグルとオーバーチュアを提訴している。

(Originally reported by Peter Sayer, IDG News Service 03/17/2005, and Paul Roberts, IDG News Service 09/03/2004)

(IDG News Service)

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