米国連邦地裁でマイクロソフトの「Chimney」技術に暫定差止め命令|IT業界動向|トピックス|Computerworld

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米国連邦地裁でマイクロソフトの「Chimney」技術に暫定差止め命令

(2005年04月14日)

 米国マイクロソフトがWindows OS次世代版"Longhorn"(開発コード名)とWindows Server 2003用のネットワーク機能拡張パックScalable Networking Packへの組み込みを予定しているTCP (Transimission Control Protocol)オフロード技術「Chimney(開発コード名)」について、米国連邦地方裁判所は、同社を特許侵害で訴えている米国アラクリテック側の請求を認めて、その使用や提供を禁じる暫定差止め命令を出した。アラクリテックが4月13日に明らかにした。

 TCPオフロード技術は、TCPネットワーキング・タスクの処理負荷を、サーバやワークステーションのメイン・プロセッサからネットワーク・カードや他のコンポーネントに移すもの。それによって、メイン・プロセッサは、より多くの処理能力をアプリケーション処理にまわせるようになる。アラクリテックは、特許を取得したSLIC Technologyアーキテクチャを、10Gbpsやそれ以上の速度での将来のネットワーキングと入出力のニーズに対応できるものとしてPRしている。

 アラクリテックの主張によると、同社の技術についてマイクロソフトと1998年に話し合ったが、マイクロソフトがその後連絡を絶った。そして、2003年5月にマイクロソフトは、アラクリテックの知的財産に似た「Chimney」という技術のデモを行なった。アラクリテックはマイクロソフトにライセンス契約を提案したが、アラクリテックの条件をマイクロソフトは拒絶した。

 2004年(昨年)8月にアラクリテックは、マイクロソフトを特許侵害のかどで提訴した。そして11月に同社は、マイクロソフトが自ら特許を侵害したり他社に侵害を促すのを禁じる暫定差止め命令を裁判所に求める申し立てを行なっていた。

 マイクロソフト広報のステイシー・ドレイク氏は13日、Chimneyはマイクロソフトのエンジニアが独自に開発したものだと語った。また、昨年後半にリリースされる予定だったWindows Server 2003用のScalable Networking Packは未出荷だが、この訴訟のためにリリースを遅らせたのかどうかは知らないと同氏は述べた。マイクロソフトは暫定差止め命令についての書類を受け取ったばかりであり、対応を検討中という。

(As reported by Stephen Lawson, IDG News Service 04/13/2005)

(IDG News Service)

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