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【Teradata PARTNERS 2004】

参加ユーザーの“インテリジェンス”を刺激する、世界各国のデータ・ウェアハウス先進事例

世界中のTeradataユーザーが一堂に会し、BI/DWHの活用ノウハウを共有
(2004年10月14日)
会場となったワシントン州コンベンション&トレードセンター

 街路樹が橙に色づいた深秋のシアトルで、今年もDWH/BIのビッグ・イベントが開催された。18回目を迎えたPARTNERS 2004のテーマは、「Your Growth Connection(あなたの交流関係を育てよう)」。50カ国以上の国々から集まった約2,800名の参加者に対する、「ユーザー同士でDWHの活用に関する知識・情報を共有し、親交を暖めよう」というメッセージである。5日間の会期中、このコンファレンスでしか得られない“成功体験”と、その構築プロセスという貴重な情報の共有・交換が活発に行われた。

CEOのハード氏、「意思決定ミスが身を滅ぼす」と警告

 オープニング基調講演の壇上に上がったのはNCRの会長兼CEO(最高経営責任者)、マーク・ハード氏(写真1)だ。まず同氏は、今日の企業の課題として、複数のソースに格納された膨大なデータをBIに変換し、的確な意思決定をリアルタイムで行う必要があると語った。

写真1:NCRの会長兼CEO、マーク・ハード氏

 続いてハード氏は、的確かつ迅速な意思決定こそが企業の市場競争力を向上させるカギであり、それを怠った企業は競争から取り残されてしまうと述べ、「歴史に残る3社の失敗事例」を紹介した。

 「かつて英国トップだったベアリング銀行、日用雑貨チェーンで大成功を遂げた英国ウールワース、そして、航空業界の象徴的存在だった米国トランスワールド航空(TWA)。これらの企業は、意思決定戦略を誤ったがために失速してしまった」(ハード氏)

 同氏によると、ベアリング銀行の倒産の引き金になったのは、同行シンガポール支店の1人のトレーダーによる、わずか2万9,000ドルの取引ミスであったという。ハード氏はこう続けた。「当時、同行本社のマネジャーはシンガポールで何が起こっているのかをまったく把握していなかった。ベアリング銀行の悲劇は、統合された業務のビューが存在しなかったことから生じた」

 次に、ウールワースの敗因としてハード氏は、同社の意思決定が「経営層の直感」で行われていたことを挙げ、次のように説明した。「ウールワースは消費者のニーズの変化についていくことができなかった。後発のウォルマートが顧客データを分析して成功を収めつつあったころも、ウールワースは、経営層の直感にかたくなにこだわった」

 TWAもIT化が大幅に遅れたことが敗北の原因だ、とハード氏は続けた。「途中でITインフラへの強化を宣言したが、時すでに遅し。かつて絶大な影響力を誇ったTWAは、出発ゲートに取り残されてしまったのだ」

 ハード氏は、ビジネスの基盤となるITインフラが不適切であるだけではなく、それを活用して意思決定を行おうというベクトルに向かっていない企業は、早晩、紹介した3社のような末路をたどることになると警告し、次のように締めくくった。

 「テクノロジーやプラットフォームを持つだけではなく、その上で、より迅速に正確な経営判断を下せるようにしないと生き残れない。もちろん、Teradataはそれを可能にするソリューションである」

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