日本HP、システム運用管理に関する新戦略を発表|IT業界動向|トピックス|Computerworld

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日本HP、システム運用管理に関する新戦略を発表

(2003年10月08日)

 日本ヒューレット・パッカード(HP)は2003年10月8日、システム運用管理に関する戦略「アダプティブ・マネージメント」を発表した。同戦略は、提唱する企業コンピューティング・モデルである「アダプティブ・エンタープライズ」をシステム運用管理の面から推進していくもの。HPは、アダプティブ・エンタープライズ戦略の下、企業が市場をはじめとしたさまざまな変化に適応していけるようなIT基盤を提供し、企業の競争力強化をサポートしていくとしている。

 米国HP、シニア・バイス・プレジデント兼ソフトウェア・グローバル部門ゼネラル・マネジャーのノラ・デンゼル氏は、同社の研究開発費の総額40億ドルのうち、25億ドルをアダプティブ・エンタープライズに費やしていることを明らかにし、同社が同戦略の実現に注力していることをアピールした。


米国HP シニア・バイス・プレジデント兼ソフトウェア・グローバル部門ゼネラル・マネジャー、ノラ・デンゼル氏

 今回、概要が明らかにされたアダプティブ・マネージメントは、リソース管理、サービス管理、ビジネス・レイヤ管理という3つのフェーズに分けられる。はじめに、ITインフラストラクチャの状況を評価し、リソース管理を実行することでビジネスの安定を実現し、次に、ITインフラをITサービスと関連づけて管理することで、ビジネスの効率性を高め、最終的には、ITリソースとビジネス・プロセスを連係させ、ビジネスの優先度に準じてITインフラの最適化を図ることで、ビジネスの俊敏性を実現する。今後は、第3フェーズのビジネス・レイヤ管理の実現に向けて取り組んでいくことに照準が定められており、そのために、Webサービスを基盤としたビジネス・プロセスの管理、仮想化されたITインフラの運用管理、従量課金を実現するITインフラの利用量管理といった分野に力を入れていくという。

 ただし、アダプティブ・マネージメント戦略の実現には、技術に加えて、プロセスの定義や設計、適切なユーザー環境などが必要であり、アダプティブ・エンタープライズの完成までには3年から5年を要するだろうと、デンゼル氏は語った。

 HPはアダプティブ・マネージメントを、同社のシステム運用管理ソフト「HP OpenView」によって具現化していくことになる。そのため、今回、同製品のラインアップの強化も併せて発表された。第1フェーズのリソース管理を担う製品として、ネットワーク運用管理ソフト「HP OpenView network node manager advanced editon 7.01 日本語版」、Windows向け運用管理ソフト「同 smart plug-in for active directory」、第2フェーズのサービス管理を担う製品として、障害管理ソフト「同 service navigator value pack」が、第3段階のビジネス・レイヤ管理を担う製品として、「同 internet usage manager lite」が新たに提供される。

(今林敏子/Computerworld
今林)

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