欧州委員会がオラクルのサン買収を条件付きで承認へ
最終決定は1月半ばの見通し欧州連合は、米国Oracleが進めているSun Microsystemsの買収計画を承認する見通しだ。Oracleがデータベース・ソフトウェア市場での競争を阻害する行為を行わないと約束したことで、欧州委員会も承認に向け動き出すことになった。
欧州委員会は、先週末に2日間の公聴会を開き、OracleからSun買収計画について説明を受けた。その後、欧州委員会の競争政策担当部門とOracleとの間で、MySQLに悪影響を与えずに買収計画を進める方法についての話し合いが行われた。
この話し合いを受け、欧州委員会は14日に異例の声明を出し、「(Oracleが)MySQLの顧客、開発者、ユーザーに対して一連の約束を行ったことは、買収承認手続きを進める際に考慮すべき新しい重要な要素になる」と述べた。
Oracleは、先週行われた公聴会でこの買収計画について説明したものの、欧州委員会の懸念を払拭するような新たな方針は示さなかった。欧州委員会が14日に言及した約束は、公聴会の外で行われた話し合いでまとまったものだ。
欧州委員会は今年10月、3大商用データベース・ベンダーのOracle、IBM、Microsoftと競合するオープンソース・データベース「MySQL」の地位を危うくするとして、OracleとSunの合併に反対する公式声明を出した。
これに対し、欧州委員会が14日に出した声明は、競争政策担当委員のニーリー・クロエス(Neelie Kroes)氏が最近出したコメントに沿うものだ。同氏は、この問題を満足のいく形で決着させることは可能であるという楽観的な見方を示していた。
今後、欧州委員会は、EU加盟27カ国の競争政策担当者に諮問したうえで、最終的な結論を下すことになっているが、ここで方針が覆ることはほとんどない。OracleのSun買収を条件付きで認めるという欧州委員会の最終的な判断は、2010年1月半ばには下されると見られている。なお、この判断の最終期限は1月27日となっている。
(Paul Meller/IDG News Serviceブリュッセル支局)



























