インテルのテクノロジー・リーダー、“3Dインターネット”の未来を語る/index/rss|IT業界動向|トピックス|Computerworld

CW_Welcomeバナー

header_cwr_head_mid_fl_logo

CW_ウルトラバナー_Topics02

CW_ウルトラバナー_Topics04

CW_ウルトラバナー_Topics05

CW_ウルトラバナー_Topics06

CW_ウルトラバナー_Topics07

CW_ウルトラバナー_Topics08

IT業界動向

RSS

インテルのテクノロジー・リーダー、“3Dインターネット”の未来を語る

「5年後には誰もがオンライン3Dコンテンツを楽しめるようになる」
(2010年04月09日)

 米国Intelのテクノロジー・リーダーの1人が、「5〜10年後のインターネットでは3D技術が広く普及し、現在と大きく異なる姿になる」とインターネットの将来像を語った。

 Intel Labsのテクノロジー・エバンジェリストであるシーン・ケール(Sean Koehl)氏は、「我々の生活は今後、今と大きく異なるものになるはずだ」と言う。人と電子デバイス、あるいは人と人の間でのインタラクション(相互作用)のあり方を大きく変えるような技術が登場しつつあり、同氏の見解では、早ければ5年後にも、極めてリアルな映像が見られる3Dアプリケーションが登場する見通しだという。

 「過去10年間、あるいはこの2年ほどのトレンドに注目し、コンピュータやインターネット、モバイル・デバイスの普及状況に思いをめぐらしてみよう。利用可能なコンピューティング・パワーを本格的に利用しようとする動きは、まだ始まったばかりだ。現在は、より多くの情報と機能が盛り込まれつつある段階であり、その先に広がっている3Dの世界には、現在と大きく異なる体験が待っているはずだ」(ケール氏)

 そのうえでケール氏は、「以前は困難と思われていたものが突然簡単にできるようになったとき、そこに劇的な変化が生まれる」と付け加えた。

 Intel Labsで現在進められている新技術の開発プロジェクトのうち、同氏が最も注目しているのは3D技術であり、この技術が人とオンライン情報とのインタラクションのあり方を変える可能性だという。

 ケール氏によると、オンライン3Dアプリケーションの開発を目指す初期の試みは、3D映像の質とアプリケーションの機能を改善する作業に手間取って順調には進まなかったという。

 「インターネットが完全に3D化することはないだろう。しかし、誰もがアクセス可能な3D環境は、おそらく5年以内に実現すると思う。将来どうなるか分からない面もあるが、テキストを読むなど、人々が今後も2次元の世界で行いたいと思うような種類の作業は存在すると思う。3Dの世界では、実現不可能なため現在のインターネットではまったく行われていないようなことが可能になる」(ケール氏)

 ケール氏は一例として、「スピーチを聴く」という体験を挙げる。現実世界で、大きな会場で行われるスピーチは、聴衆にとって個人的な体験とはなり得ない。だが3D仮想世界では、聴衆の1人ひとりがスピーカーと同じテーブルに着き、話を聴いているような感覚を味わうことも可能になる。

 「人々が仮想現実のメリットを享受できるように、(3D技術は)もっと柔軟になっていくだろう」と語るケール氏は、「現在の仮想世界はグラフィックス技術がやや遅れているが、一定レベルの性能を実現できれば、3D世界の現実感は大幅に改善される。おそらく10年ほどで、ハリウッド映画のCG映像と同程度の現実感を出せるようになるはずだ」と予測する。

 米国の調査会社Gabriel Consulting Groupのアナリスト、ダン・オルズ(Dan Olds)氏も、3Dインターネットの登場でネットワーク利用のあり方が大きく変わるとの見方を示している。

 オルズ氏は、人や物の極めてリアルな表現が可能なオンライン3Dアプリケーション/コンテンツの登場で、仮想会議の利用が広がり、物理的な移動が必要な会議は減少すると予測する。また、フットボールの試合なども、スタジアムのあらゆる場所から眺めた立体的な映像を楽しめるようになるため、スタジアムまで出向く必要性を感じなくなるだろうという。

 オルズ氏は、この種の技術が普及した場合、フットボールや自動車レース、ドッグショーなど、多くの人々を特定の会場に集めて開催されるようなイベントに携わっている業界は打撃を受ける可能性もあると指摘する。

 「この技術が進化していけば、ユーザーの選択肢も大きく広がる。見たいスポーツの試合をいつでも、どこからでも見られるようになり、直接現場に行かなくてもできることが増える。また企業も、顧客により良いサービスを提供し、競争力を高めるための武器としてこの技術を使うことができる。これにより、多くの変化が生じることになるだろう」(オルズ氏)

(Sharon Gaudin/Computerworld米国版)

記事詳細テキストバナー

ページの先頭へ戻る