会場周辺でフォックスコンやアップルなどを非難する抗議デモ|IT業界動向|トピックス|Computerworld

CW_Welcomeバナー

header_cwr_head_mid_fl_logo

CW_ウルトラバナー_Topics02

CW_ウルトラバナー_Topics04

CW_ウルトラバナー_Topics05

CW_ウルトラバナー_Topics06

CW_ウルトラバナー_Topics07

CW_ウルトラバナー_Topics08

IT業界動向

RSS
【COMPUTEX Taipei 2010】

会場周辺でフォックスコンやアップルなどを非難する抗議デモ

従業員の自殺問題に関し、「社会的責任や労働環境に無頓着」と企業姿勢を批判
(2010年06月02日)

COMPUTEXの会場周辺で抗議行動を行う人々

 台湾で6月1日に開幕したコンピュータ見本市「COMPUTEX Taipei 2010」で1日朝、労働組合や環境保護団体が有力IT企業に対する抗議行動を展開し、会場周辺は一時騒然となった。

 同日朝、会場である「台北世界貿易中心 南港展覧館(Nangang Exhibition Hall)」の外にはおよそ30人の活動家が集まり、米国Appleや台湾のFoxconn Electronicsなどの企業を非難するプラカードを掲げながら、およそ1時間にわたる抗議デモを行った。

 Foxconnは世界最大規模のEMS(電子機器受託生産)企業であり、AppleやDell、Hewlett-Packard(HP)などの製品を生産しているが、今年に入ってから同社の生産ラインで働く従業員が相次いで自殺を図っており、中国当局の調査を受けている。

 First Commercial Bank Industrial Unionの総書記で、抗議行動に加わったレノン・インダー・ウォン(Lennon Ying-Dah Wong)氏は、「これらの企業は、いずれも業界の頂点に立っており、多額の収益を得ているが、社会的責任を果たしておらず、従業員の労働環境にも無頓着だ。これらの企業では、生産施設の多くがスウェットショップ(労働搾取工場)になっている。このようなことが現代においてもまかり通っているという非常に悲しいことだ」と語った。


Appleのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏など、大手IT企業のCEOたちを取りあげて非難するプラカードも目立った

 活動家たちが掲げたプラカードのなかには、Appleのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏をはじめとするIT企業CEOの写真と「指名手配(Wanted)」の文字を組み合わせたものもあり、ジョブズ氏の写真には「吸血鬼(bloodsucker)」という文字が書き込まれていた。

 警察はこの無許可の抗議デモに対し、幾つかの地点で制止しようとしたが、実力行使に出ることはなかった。活動家たちはおよそ1時間にわたって抗議活動を展開したあと、退去した。会場付近には、台湾の馬英九総統が到着するのを待ちかまえていたカメラマンやテレビ・クルーがおり、彼らが一斉に集まったために騒然とした雰囲気となった。

 Foxconnは、台湾のHon Hai Precision Industry(鴻海精密工業)のブランド名だ。中国にある同社の工場では、今年に入ってから12人の従業員が自殺を試み、10人が死亡している。先週にも自殺未遂事件が発生しており、同社は自殺防止策を実施すると説明している

 また、Foxconnの主要取引先であるApple、HP、Dellなども、工場の労働環境に関する調査を共同で行う方針を明らかにしている。

(Martyn Williams/IDG News Service東京支局)

記事詳細テキストバナー

ページの先頭へ戻る